エピソード620 談話室にて一息つきましてからの御報告
『詳しい話しが出来なくてすまねぇな。恵』
『気にしなくていいよ。希望が無事に帰って来てくれただけで嬉しいから♪』
帝都魔法学園の談話室にて、大切な幼馴染みでもあります想い人のハンナさんと並んで腰掛けながら話されていられますナディーネさんは。深い想いを込めた藍色の瞳による視線を、笑顔のハンナさんに向けられています。
『こうして談話室で話していると、帰って来たと実感をするな』
ハンナさんに想いを寄せていられますルネ卿も、私が真実さんと再会して感じたのと同じ気持ちのようです。
『同感だなルネ。この後に貴族街の上屋敷に行かなければいけないがな』
レバークーゼン家の子爵閣下の庶子にして、黒髪と褐色の肌色をされていられます高潔な貴公子でもありますアンリ卿の言葉に私は頷きまして。
『はい。アンリ卿。私もケルン家の上屋敷に行きまして、御父様に御報告を申し上げる必要があります』
ケルン家の御領地の本領にて、領主代行をされていられます隼御兄様には御報告を申し上げましたが。帝都憲兵隊の副総監という要職に就かれていられます御父様にも、娘の私から直接御話を申し上げる必要があります。
『アタシもゾーリンゲン家の上屋敷でお袋に話しておかねぇとな。准将の爺さんと男爵の親父は不在だからな』
{腕輪の主の御家族は、非常に御多忙ですからな。我が主}
封建制度を政治体制に採用しています帝国におきまして、御領地と領民を御治めになられていられます止事無い身分であらせられます貴族諸侯の皆様方は、重責を担われていられます。髪飾り♪。




