エピソード616 関係者以外には口外無用の口止め料込み
『ノイス家の上級の騎士様から、帝国ターレルの金貨百枚を頂戴しましたので。私とアンリ卿と希望さんとルネ卿と騎士様で五等分をしまして、一人二十枚で分けたいと思います』
私の提案に対して、レバークーゼン家の子爵閣下の庶子にして黒髪と褐色の肌色をされています高潔な貴公子でもありますアンリ卿と、軍人一家でもありますゾーリンゲン家の男爵閣下の御息女であらせられます灰白色の髪の毛と藍色の瞳をされていますナディーネさんは頷かれまして。帝都憲兵隊の副総監という要職に就かれていられます、ケルン家の伯爵閣下であらせられます御父様の腹心でもあります呪術師の騎士様は、恭しく深々と御辞儀を行われましたが。
『えっ。女の吸血鬼を捕らえたのは花で、精霊魔法で氷漬けにして尋問が出来るようにしたのは騎士殿だろ。俺達が金貨を受け取るのはおかしくないか?』
デュッセルドルフ家の上級の騎士様の子息でもありますルネ卿に対しまして、親友のアンリ卿が。
『受け取っておけルネ。関係者以外には口外無用という意味の金貨だ』
アンリ卿の見解にナディーネさんも同意をされまして。
『あの場に居たアタシ達五人に対する口止め料込みのお礼って訳だ』
アンリ卿とナディーネさんによる説明を聞き、ルネ卿は頷かれまして。
『成る程な。俺の場合は特にデュッセルドルフ家の息子だからな。受け取らなければ何かする気だろうとノイス家の上級の騎士様には思われるだろうな』
{デュッセルドルフ家の上級の騎士殿の子息のルネ卿も胃が痛い立場ですな。我が主}
止事無い身分であらせられます貴族諸侯の皆様方が、御領地と領民を御治めになられていられます封建制度を政治体制に採用しています帝国で、上級の騎士様の子息として生まれたからには避けられない立場ではありますね。髪飾り。




