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本好きの女魔法使い  作者: クリストファー


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612/648

エピソード612 敵はこちらの法律や事情に合わせてはくれませんから

『全員目を閉じて耳を塞いで下さい』


私の言葉にアンリ卿と希望ナディーネさんとルネ卿と騎士リッター様が、一斉に目を閉じて耳を塞いだのを確認しますと。


魔法障壁マーギッシェ・バリエーレ展開。衝撃波シュトース・ヴェレ』『『ドォオオオンッ!』』『『ブワアッ』』


不可視の魔法障壁マーギッシェ・バリエーレを私の周囲に展開をしましてから、坑道内で根元魔法の衝撃波シュトース・ヴェレを炸裂させました。


衝撃波シュトース・ヴェレの爆風で吹き飛ばされました負の生命力が一カ所に集まります』


呪術師ベシュヴェーラーでもあります騎士リッター様が目を開けられまして、衝撃波シュトース・ヴェレの爆風で吹き飛ばされたヴラーゼンが一カ所に集まる空間を指摘されましたので。


重力制御シュヴーア・クラフト』ガクンッ『ドサッ』


『やはり不死者ディ・ウン・トーテヴラーゼンになり、私達を観察していましたか』


ヴラーゼンが集まりました空間に、根元魔法の重力制御シュヴーア・クラフトを発動しまして、死霊術により不死者ディ・ウン・トーテとなりました相手を地面にし付けました。


不死者ディ・ウン・トーテ?』


ルネ卿が聞き慣れない単語に不思議そうな表情を浮かべますと。


吸血鬼ブルード・ザオガーの事だルネ。正確には女の吸血鬼ブルード・ザオガー不死者ディ・ウン・トーテと呼ぶ』


{帝国では初代皇帝陛下が死霊術を禁呪バン・フォルメルとして厳しく禁止されましたが、我が主と学友のアンリ卿は不死者ディ・ウン・トーテの事を御存知でしたな?}


私の場合は軍人恩給を受給しています退役少尉が所蔵されていました、帝国軍が死霊術を用いる敵と遭遇した場合の手順書を読んだ事がありました。


『帝国軍や財務警察は、死霊術で化物ショイザール不死者ディ・ウン・トーテとなった相手と公務中に遭遇する恐れがあるからな。アンリ』


軍人一家でもありますゾーリンゲン家の男爵バローン閣下の御息女であらせられますナディーネさんの見解に、財務警察の警視正であらせられますレバークーゼン家の子爵ヴァイカウント閣下を御父君とされますアンリ卿が。


『はい。令嬢フロイラインナディーネ女史。父上から財務警察の手順書を以前に読ませて頂いた事がありました』


{帝国軍と財務警察は、死霊術の使い手に対抗する方法が定められている訳ですな。我が主}


帝国が死霊術を禁呪バン・フォルメルとして厳しく禁止しましても、敵はこちらの法律や事情に合わせてはくれませんから。髪飾ハール・シュムックり。



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