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本好きの女魔法使い  作者: クリストファー


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610/649

エピソード610 我が主と腕輪の主の御二方でしたら

『根元魔法の帰還ハイム・ケーアは便利な根元魔法ですけれど、魔道具の転移門との組合せも必要とされますね』


内務副大臣にして衛兵隊の総隊長であらせられますバーデン家の女辺境伯マルク・グレーフィン閣下が、副長様に上級の騎士シュヴァリエ様が御治めになられていられますノイス家の御領地内の衛兵隊と内務省の官吏の指揮を委ねられますと、帝都アーヘンに根元魔法の帰還ハイム・ケーアにて瞬間移動をされました。


『アタシ達も交代要員の魔法使マーギアーいと女魔法使マーギエリンいが到着するまでは、死の王国時代の遺跡の監視という仕事が出来たから。無事に終われば帝国女騎士ライヒス・リッテリン帝国騎士ライヒス・リッター身分を叙任して頂けそうだな』


帝国の君主であらせられます皇帝陛下の御信任の厚い官吏として宮城にて忠勤ちゅうきんに励まれていられます、ゾーリンゲン家の男爵バローン閣下を御父君とされます希望ナディーネさんによる見解に対しまして。財務警察の警視正であらせられますレバークーゼン家の子爵ヴァイカウント閣下を御父君とされますアンリ卿が同意をなされまして。


『帝都憲兵隊の副総監であらせられますケルン家の伯爵グラーフ閣下の甥であらせられます、帝国騎士ライヒス・リッター身分のフォン・ツェーリンゲンは、意志ある魔道具でもあります空間転移の腕輪アルム・バンドを使いこなされて、一度訪れた場所には自由フライハイトに瞬間移動する事が可能な非常に強力な魔力マナを身に纏われていられます魔法使マーギアーいだと、父上から聞き及んでおります。令嬢フロイラインナディーネ女史』


{空間転移の腕輪アルム・バンドは呪いの魔道具とも呼ばれる意志ある魔道具ですので、使いこなす事が出来るだけの魔力マナの持ち主の魔法使マーギアーいか女魔法使マーギエリンいでなければ、使用した瞬間に体内の魔力マナが枯渇して絶命をいたします。我が主}


貴方が再び脳内会話の念話で話し掛けて来るという事は、脅威となる魔法使マーギアーいと女魔法使マーギエリンいは近くに居ないようですね。髪飾ハール・シュムックり。


『アタシの腕輪アルム・バンドが再び脳内会話の念話で話し掛けて来た。フロリアーヌも同じようだな』


意志ある魔道具でもあります腕輪アルム・バンドの主のナディーネさんが、藍色ドゥンケル・ブラオの瞳による視線を私に向けながら話されましたので。


『はい。ナディーネさん。髪飾ハール・シュムックりも腕輪アルム・バンドも、休眠状態から待機状態に移行をしました死の王国時代の遺跡の中にいます千体の亡者兵は、脅威とは認識していないようです』


{我が主と腕輪アルム・バンドの主の御二方でしたら、千体の亡者兵を相手に戦われましても確実に勝利を収められます}


天から根元魔法の素質を授かりし選良ディ・エリーテとして、帝都魔法学園にて男子学生として根元魔法を学ばれていられます魔法使マーギアーいのアンリ卿とルネ卿の存在を忘れていますよ?。髪飾ハール・シュムックり。


{大変失礼をいたしました。我が主}

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