エピソード607 憑依された恐れがある場合は
『死の王国時代の遺跡は、帝都魔法学園の特別課外活動で探索した地下宝物庫とは異なるのかな?』
上級の騎士様が御治めになられていられますノイス家にて夕餉を頂きましてから、帝都魔法学園にて根元魔法を学んでいます学生でもあります私達四人は、食後の御茶を飲みながら話しをしています。
『特別課外活動の時は引率の教授が居たが今回は違うな。ルネ』
デュッセルドルフ家の上級の騎士様の子息でもありますルネ卿に対しまして、レバークーゼン家の子爵閣下の庶子にして黒髪と褐色の肌色をされていられます高潔な貴公子であらせられますアンリ卿が御答えになられますと。
『子爵閣下が探索を指揮なされた地下宝物庫には、禁呪を使い化物となった死霊術士が居たが、明日は死の王国時代の遺跡だからな。鬼が出るか蛇が出るか、全く解ら無ぇな』
軍人一家であらせられますゾーリンゲン家の男爵閣下の御息女の令嬢でもあります、希望さんの言葉に私も同意をしまして。
『化物は私の肉体に憑依をしようとしましたが、初代皇帝陛下が厳しく禁止なされました禁呪の使い手は、何をしてくるか予想が難しいと思います』
私とナディーネさんは、意志ある魔道具でもあります髪飾りと腕輪に、根元魔法の眩惑と防御魔法を封じ込めて常時発動状態にしていますから。死の王国時代の遺跡内にて再び化物と対峙しましても、肉体に憑依をされる心配はありませんが。アンリ卿とルネ卿の場合は身体を乗っ取られる恐れがあります。
『万ヶ一遺跡内にて私とルネが逸れましたら、再会した時に呪術師でもあります騎士殿に、負の精霊力を感じないか見て頂くべきかと思われます。令嬢花女史』
アンリ卿は私と同じ懸念を抱かれていられましたので。
『はい。それが良いと思います。アンリ卿』
呪術師の騎士様が肉体に憑依をされて身体を乗っ取られる可能性もありますが。ケルン家の伯爵閣下であらせられます御父様の腹心をされていられます、非常に優秀な呪術師でもあります殿方が、簡単に身体を操られる事は無いと思われます。




