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本好きの女魔法使い  作者: クリストファー


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607/651

エピソード607 憑依された恐れがある場合は

『死の王国時代の遺跡は、帝都魔法学園の特別課外活動で探索した地下宝物庫とは異なるのかな?』


上級の騎士シュヴァリエ様が御治めになられていられますノイス家にて夕餉ゆうげを頂きましてから、帝都魔法学園にて根元魔法を学んでいます学生でもあります私達四人は、食後の御茶を飲みながら話しをしています。


『特別課外活動の時は引率の教授が居たが今回は違うな。ルネ』


デュッセルドルフ家の上級の騎士シュヴァリエ様の子息でもありますルネ卿に対しまして、レバークーゼン家の子爵ヴァイカウント閣下の庶子にして黒髪シュヴァルツ褐色ブルネットの肌色をされていられます高潔な貴公子であらせられますアンリ卿が御答えになられますと。


子爵ヴァイカウント閣下が探索を指揮なされた地下宝物庫には、禁呪バン・フォルメルを使い化物ショイザールとなった死霊術士が居たが、明日は死の王国時代の遺跡だからな。鬼が出るかじゃが出るか、全く解らぇな』


軍人一家であらせられますゾーリンゲン家の男爵バローン閣下の御息女の令嬢フロイラインでもあります、希望ナディーネさんの言葉に私も同意をしまして。


化物ショイザールは私の肉体に憑依ひょういをしようとしましたが、初代皇帝陛下が厳しく禁止なされました禁呪バン・フォルメルの使い手は、何をしてくるか予想が難しいと思います』


私とナディーネさんは、意志ある魔道具でもあります髪飾ハール・シュムックりと腕輪アルム・バンドに、根元魔法の眩惑ブレンドゥング防御魔法シュッツ・ツァオバーを封じ込めて常時発動状態にしていますから。死の王国時代の遺跡内にて再び化物ショイザールと対峙しましても、肉体に憑依ひょういをされる心配はありませんが。アンリ卿とルネ卿の場合は身体を乗っ取られる恐れがあります。


『万ヶ一遺跡内にて私とルネがはぐれましたら、再会した時に呪術師ベシュヴェーラーでもあります騎士リッター殿に、負の精霊力を感じないか見て頂くべきかと思われます。令嬢フロイラインフロリアーヌ女史』


アンリ卿は私と同じ懸念を抱かれていられましたので。


『はい。それが良いと思います。アンリ卿』


呪術師ベシュヴェーラー騎士リッター様が肉体に憑依ひょういをされて身体を乗っ取られる可能性もありますが。ケルン家の伯爵グラーフ閣下であらせられます御父様ファーターの腹心をされていられます、非常に優秀な呪術師ベシュヴェーラーでもあります殿方が、簡単に身体を操られる事は無いと思われます。

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