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エピソード604 全く人間って奴は欲深いな
『ザアッザアッザアッ』
『本当に降り出して来たな』
『はい。希望さん。降り出す前に上級の騎士様の城館に到着して助かりました』
上級の騎士様が御治めになられていられます、ノイス家の城館に到着をした直後に激しい雨が降り始めました。
『ザアッザアッザアッ』
『帝都憲兵隊の副総監という要職に就かれていられるケルン家の伯爵閣下の腹心を、家臣の騎士としている呪術師だけの事はあるな』
軍人一家でもありますゾーリンゲン家の男爵閣下の御息女であらせられますナディーネさんが、藍色の瞳で激しい雨が降り続いています夕闇に覆われつつあります外の様子を眺めながら仰られましたので。
『私は天から根元魔法の素質を授かりし選良でもあります女魔法使いですけれど。御父様の腹心でもあります騎士様の精霊の声を聞き力を借りる事が出来ます呪術師の能力を羨ましく感じます』
嘘偽りの無い素直な私の気持ちを聞かれましたナディーネさんは笑われながら。
『アタシも花と同じだな。全く人間って奴は欲深いな♪』
帝国は根元魔法が盛んな国ですけれど、精霊の声を聞き力を借りる事が出来ます呪術師と女呪術師によります精霊魔法の能力は、根元魔法とは異なる意味で非常に有益だと思います。




