エピソード548 帝国の教育機関
『御休なさい花女史。良い夜を♪』
『はい。御休なさい。カール卿も良い夜を御過ごし下さい♪』
散策公園にて男女二人きりでの素晴らしい時間をカール卿と私は過ごしましてから、幼年学校の正門前にて笑顔で挨拶を交わして別れました。
{カール卿と兵士卿と雑貨屋殿が寄宿生活を送られている、幼年学校の敷地内がどのようになっているのか少し興味がありますな。我が主}
カール卿の御姿が見えなくなるまで御見送りをさせて頂きました私は、意志ある魔道具でもあります髪飾りに対して脳内会話の念話にて返答をしまして。
確かに私もカール卿が寄宿生活を送られています幼年学校の敷地内には興味がありますけれど、男子校ですから帝都魔法学園の女子学生である私は立ち入る事は出来ません。髪飾り。
魔道具の街灯の柔らかい明かりにより照らされています、石畳で舗装されています夜の帝都を歩きながら、私が念話にて髪飾りに答えますと。
{学園祭のような行事はないのですかな?。我が主}
どうでしょうか?。幼年学校は帝国の君主であらせられます皇帝陛下を最高司令官とされます帝国軍の士官の育成を目的とする教育機関ですから、学園祭のような行事があるかは解らないですね。髪飾り。
{教育機関としての設立目的が、帝都魔法学園と幼年学校は明確ですからな。我が主}
帝都魔法学園は、天から根元魔法の素質を授かりし選良でもあります魔法使いと女魔法使いが学ぶ教育機関ですけれど。帝国の北の玄関口でもあります帝国自由都市リューベックにある叡智学園にて根元魔法を学ばれていられます、ケルン家の伯爵閣下であらせられます御父様の甥にして、カール卿の義兄でもある帝国騎士様のように、非常に優秀な魔法使いもいられますね。髪飾り。
{帝国騎士様は優秀過ぎて、フランドル伯国の諜報員に狙われたりもしているようですな。我が主}
北方半島王国が後ろ盾となっていました海賊を殲滅する等の武功を挙げて、実績にて帝国騎士様となられた御方ですから。異国から見ると脅威に写るのは理解可能です。髪飾り。




