表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本好きの女魔法使い  作者: クリストファー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

54/552

エピソード54 説明が出来ずに残る疑問

『我々のような天から根元魔法の素質を授かりし選良ディ・エリーテである、魔法使マーギアーいや女魔法使マーギエリンいとは異なる一般人の大多数からすれば。魔法薬ツァオバー・トランクといえば、病気の際に受診する診療所にて、医者アルツト女医エルツティンから処方される薬程度の認識となります』


帝都魔法学園で受講する本日の講義は、魔法薬ツァオバー・トランクに関してですが。


『我々のような選良ディ・エリーテとは異なり、魔力マナことわりを解さない一般人は、自分達の日常生活を維持するのに必要不可欠な魔道具を製造する際に、百合リリウムなどを含む魔法薬ツァオバー・トランクが、触媒しょくばいとして重要な役割を果たしているのを理解していません』


帝都魔法学園を卒業した後の進路選択して一番多いのは、帝都にある職人街の工房ウェルクシュタットに弟子入りをして、親方マイスターの指導を受けながら魔道具製造の技術を身に付ける生き方になりますけれど。


『帝国における便利で快適な文明社会は、我々のような天から根元魔法の素質を授かりし選良ディ・エリーテである、魔法使マーギアーいと女魔法使マーギエリンいにより発展して来ました』


魔法薬ツァオバー・トランクに関する講義を担当なされていられる教授は、優秀な魔法使マーギアーいではありますけれど、二言目には選良ディ・エリーテと強調される癖があります。


{我が主の方が少数派でして、帝国之住民ライヒス・ビュルガー魔法使マーギアーいと女魔法使マーギエリンいの多数派は、講義を行っている教授に近い考え方ではありませんかな?}


講義を受講中ですから、魔道具の髪飾ハール・シュムックりとは、念話ねんわによる無音の会話となりますけれど。


帝都にある図書館ビブリオテークで読んだ事のある、優生学ユージェニクスの影響を受けた魔法使マーギアーいと女魔法使マーギエリンいが、一定数は居るみたいです。髪飾ハール・シュムックり。


{帝国の北の玄関口でもある、帝国自由都市リューベックにある叡智ヴァイスハイト学園という、根元魔法を教える教育機関にて教鞭きょうべんられている博士ドクトルによる著作は、帝国の国内に強い影響を与えたようですからな。我が主}


『我々のような選良ディ・エリーテによる根元魔法の素質は、確かに天から授かりますが。ある程度は血統により受け継がれます』


魔法使マーギアーいとして三十年間帝国軍に勤め上げられた、退役軍人の孫娘エンケリンとして、私も祖父から血統により根元魔法の素質を受け継いだ可能性は確かにありますけれど。それですと実のトホターである私に対して、怪物ウン・ゲホイヤーを見るかのような怯えた眼差しを向けた両親や、血を分けた兄弟姉妹ゲシュヴィスターの誰一人として、魔法使マーギアーいや女魔法使マーギエリンいに生まれなかった理由が説明出来ないという疑問が残ります?。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ