エピソード538 デュッセルドルフ家の上級の騎士様の誤解あってだと思います
『アンリが帝都魔法学園に入学した大きな理由の一つは、俺の親父の無知にあったからな』
ケルン家の馬車に乗りまして帝都魔法学園まで戻って来ましたが、談話室でのルネ卿の言葉に希望さんが苦笑を浮かべられまして。
『アタシはある意味デュッセルドルフ家の上級の騎士様の誤解のお陰で、恵と一緒に帝都魔法学園で寄宿生活を送れているけれどな』
どういう意味でしょうか?。
『レバークーゼン家の子爵閣下であらせられます父上が後ろ盾とされていられます、デュッセルドルフ家の上級の騎士様は、帝都の貴族街に上屋敷を持たれていませんので、止事無い身分であらせられます貴族諸侯の皆様方の慣習に疎い点があります。令嬢花女史』
アンリ卿の説明に、親友のルネ卿が続けられまして。
『家の親父は、天から根元魔法の素質を授かりし選良の俺達は、全員が帝都魔法学園や叡智学園のような教育機関で学ぶと思い込んでいてな。子爵閣下に菓子折を持って持参して、同い年のアンリが帝都魔法学園に入学する時は俺の事を頼むと御願いしにいってな』
{菓子折ですか?。我が主}
比喩なのか、本当にデュッセルドルフ家の上級の騎士様が菓子折を持ち、レバークーゼン家の子爵閣下を御訪問されたのか判断が難しいですね?。髪飾り。
『父上は当初は次男の私も兄上と同様に御自身と家庭教師を使い根元魔法を学ばせる御つもりだったのですが、後ろ盾となっていますデュッセルドルフ家の上級の騎士様に頼まれましたので、私をルネと共に帝都魔法学園に入学させました』
アンリ卿の話にナディーネさんは、灰白色の髪の毛を揺らしながら頷かれまして。
『で。レバークーゼン家と領界を接するゾーリンゲン家の当主である家の親父も、しっかりしているアンリが一緒に入学するならと、末子のアタシとハンナも帝都魔法学園に入学させた訳だ』
成る程。
{ルネ卿のご父君でありますデュッセルドルフ家の上級の騎士殿の誤解がなければ、我が主の学園生活は大きく変わっておりましたな}
免状貴族身分の真実さんと、帝国騎士様を御父君とされますザスキア女史は一緒に入学されたとは思いますけれど。貴方の言う通り今の私の帝都魔法学園での学園生活は、デュッセルドルフ家の上級の騎士様の誤解あってだと思います。




