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本好きの女魔法使い  作者: クリストファー


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535/553

エピソード535 止事無い身分であらせられます貴族諸侯の皆様方による根元魔法の教育

フロリアーヌから聞く、帝都魔法学園と幼年学校カデッテン・アンシュタルトにて寄宿生活を送られながら学ばれていられる皆様方の話は、非常に興味深いですわね。御父様ファーター御母様ムッター♪』


ケルン家の御領地の本領から魔道具の転移門を通りまして、帝都の貴族街にあります上屋敷かみやしきに御戻りになられました豊穣テレーズィア御姉様シュヴェスターが笑顔にて御話になられますと、御父様ファーター金髪ブロンデス・ハールを揺らしながら御頷きになられまして。


『フロリアーヌとは相思相愛の関係にあるツヴィングリ男爵バローン殿の嫡男のカール卿は、移民二世という視点から、幼年学校カデッテン・アンシュタルトの学友と共に帝国を見ているのは、同じ貴族諸侯として興味深く感じるな。テレーズィア』


ケルン家の伯爵グラーフ閣下にして、帝都憲兵隊の副総監という要職に就かれていられます、生粋きっすい帝国之住民ライヒス・ビュルガーであらせられます御父様ファーターからされますと。シュヴァイツ共和国のゾロトゥルン州から帝国に移住をされました、ツヴィングリ男爵バローン殿閣下の御嫡男様であらせられます移民二世のカール卿と。ザクセン公国から帝国に移住をされました、帝国騎士ライヒス・リッター様の子供達でありますザスキア女史と兵士ギュンター卿の姉弟と。平民身分の雑貨屋クレーマーさんによる視点は、御自身とは異なる視点から見る学びを得られるようです。


『当家だけに限らないが、帝国の貴族諸侯の家門の多くでは、根元魔法は家族ファミーリエや家庭教師から学ぶ伝統が多くの家門にあるが。テレーズィアが望むなら、妹のフロリアーヌが学んでいる帝都魔法学園への編入試験を受けても構わぬが?』


ケルン家は先の女伯爵グレーフィン閣下であらせられました御婆様グロースムッターと、帝都憲兵隊の副総監であらせられます御父様ファーターと、ブランデンブルク家の侯爵フュルスト閣下の妹君いもうときみであらせられます純粋カタリーナ御母様ムッターと、帝国騎士ライヒス・リッター身分にして領主代行であらせられますファルク御兄様ブルーダーと、帝国女騎士ライヒス・リッテリン身分であらせられますテレーズィア御姉様シュヴェスターは、全員が家族ファミーリエか家庭教師から根元魔法を学ばれたようです。


『妹のフロリアーヌと共に女子学生として、まなにて寄宿生活を送るのも楽しそうですわね。御父様ファーター♪』


テレーズィア御姉様シュヴェスターも、帝都魔法学園での寄宿生活には関心が御有りのようです。


『御歓談中に失礼をいたします。伯爵グラーフ閣下』


ケルン家の伯爵グラーフ閣下であらせられます御父様ファーターの腹心にして、北方半島王国デーネマルクから帝国に移住なされました精霊の声を聞き力を借りる事の出来る呪術師ベシュヴェーラーの可能性が高い騎士リッター様が、恭しく深々と御辞儀をされながら話し掛けられました。


『どうした騎士リッター?』


『はい。伯爵グラーフ閣下。ヴュルテンベルク家の城伯ブルク・グラーフ閣下が、御話をされたいとの事です』


財務省にて、帝都と帝国自由都市リューベックの連絡役となります調整官をされていられますヴュルテンベルク家の城伯ブルク・グラーフ閣下には、私も大変御世話になっています。


『解った。お通ししろ』


『はい。伯爵グラーフ閣下』

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