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本好きの女魔法使い  作者: クリストファー


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533/559

エピソード533 伯父と甥による共通点と大きな違い

『レバークーゼン家では、ご内儀ないぎが巧みに当主である子爵ヴァイカウント殿の手綱たづなを握られている。フロリアーヌ


『はい。御父様ファーター


帝都の貴族街にありますケルン家の上屋敷かみやしきにて、帝都憲兵隊の副総監であらせられます御父様ファータートホターである私に対して、苦笑を御浮かべになられますと。


『フロリアーヌとは帝都魔法学園での学友でもある庶子の、母親でもある女性奴隷労働者スクラーヴェン・アルバイテリンも、レバークーゼン家のご内儀ないぎがご夫君に紹介をされたそうだ。御家おいえ乗っ取りのような身の程をわきまえない大それた野望を抱かない人物だと、ご内儀ないぎは信頼されているようだ』


成る程。帝都の貴族街にありますレバークーゼン家の上屋敷かみやしきでは、アンリ卿のご母堂であらせられます女性奴隷労働者スクラーヴェン・アルバイテリンが、子爵ヴァイカウント閣下の御相手を務められまして。レバークーゼン家の御領地におきましては、跡継ぎであらせられますジェローム御兄様ブルーダーと、後見人の子爵ヴァイカウント夫人様が、子爵ヴァイカウント閣下が御領地内の御視察を行われます際には、醜女しこめしか視界内に入らないようにされる等の工夫をされていられる訳ですね。


『私は世界一素晴らしい妻に恵まれたが、子爵ヴァイカウント殿も良縁に恵まれたと思う』


ケルン家の伯爵グラーフ閣下であらせられます御父様ファーターが、深い愛情を込められました瑠璃之青アツーア・ブラオの瞳による眼差しを、純粋カタリーナ御母様ムッターに向けられますと。御母様ムッターも満面の笑みを御浮かべになられまして。


『妻として嬉しく思いますわ。伯爵グラーフ閣下♪』


上級貴族ホーホ・アーデルであらせられます、ブランデンブルク家の侯爵フュルスト閣下を兄君あにきみとされます御母様ムッターは、御夫妻にて二人きりにて御過ごしになられる時だけ、御父様ファーターを名前にて呼び慣わされていられます。


『当家の跡継ぎであるファルクと、妹のテレーズィアにも、良き縁組を探さねばならない。フロリアーヌは既にツヴィングリ男爵バローン殿の嫡男のカール卿と相思相愛の関係にあるが、順番としてファルクとテレーズィアの縁組を先に決めねばならぬから、少し待たせる事になる』


『はい。御父様ファーター


止事無やんごとない身分であらせられます貴族諸侯の皆様方の家門におきましては、兄弟姉妹ゲシュヴィスターの縁組の順番にも気を配らねばなりません。


伯爵グラーフ閣下の甥にして、ツヴィングリ男爵バローン殿の猶子ゆうしでもあります帝国騎士ライヒス・リッター殿の、縁組はどうなされますか?』


カタリーナ御母様ムッターが、カール卿の義兄おにいさまでもあります帝国騎士ライヒス・リッター様の縁組に関して尋ねられますと、御父様ファーターは難しい表情をなされまして。


『かの帝国騎士ライヒス・リッター殿は、生来恋愛感情が欠落しているので、縁組を無理強いすると北方半島王国デーネマルクやフランドル伯国に亡命される恐れがあるので、慎重に事を進めなくなればならない。北方半島王国デーネマルクが後ろ盾となっていた海賊ゼー・ロイバー殲滅フェアニヒトゥングした後に、帝国との関係の改善を先方が望んだ最大の理由は、帝国自由都市リューベックにある叡智ヴァイスハイト学園にて根元魔法を学んでいる、非常に強力な魔法使マーギアーいの帝国騎士ライヒス・リッター殿の存在が大きいからな』


ケルン家の伯爵グラーフ閣下であらせられます御父様ファーターと、甥の帝国騎士ライヒス・リッター様は、伯父と甥で非常に強力な魔法使マーギアーいという共通点があられますが。甥の帝国騎士ライヒス・リッター様は、伯父であらせられます御父様ファーターのような、伴侶に対する深い愛情は持ち合わせていられない殿方のようです。

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