エピソード531 帝都魔法学園と他の分野の違い
『ワイワイ・ガヤガヤ・ザワザワ』
『お早うございます。ザスキア女史』
「お、御早う御座います。令嬢花女史」
翌朝。身嗜みを整えましてから、帝都魔法学園の学生食堂に朝餉を摂りに行きますと、ザスキア女史が熱心に掲示板を眺めていられました。
『新しい情報が貼り出されましたか?。ザスキア女史』
私の問いに対してザスキア女史は、小刻みに首を縦に振られながら。
コクッコクッコクッ。
「は、はい。令嬢フロリアーヌ女史。絵画の品評会の結果発表が行われます」
ザスキア女史の返答を聞きました私も、学生食堂にあります掲示板に瑠璃之青の瞳による視線を向けましたが、確かに絵画の品評会の結果発表が行われると貼り出されていました。
{新聞社にて働かれている絵師の灰色殿が、我が主とカール卿の絵を描き出品されたのがこの品評会だったはずですが?}
貴方の言う通りですね髪飾り。結果発表が少し楽しみです。
『ザスキア女史は絵を描かれるのが好きですが、品評会に作品を出品をされないのですか?』
私の疑問に対してザスキア女史は、今度は小刻みに首を横に振られまして。
フルッフルッフルッ。
「て、帝国の画壇は男性中心の社会ですから、よほど飛び抜けた作品でないと、女性の私が描いた絵は相手にされません。令嬢フロリアーヌ女史…」
成る程。帝国の画壇は殿方を中心とする社会なのですね。
{我が主が根元魔法を学ばれていられます帝都魔法学園は、天から根元魔法の素質を授かりし選良でさえあれば、男女の性別の違いを問わないですから失念しがちになりますが、外の社会では男性中心ですからな}
根元魔法の能力に関しては、魔法使いと女魔法使いには身体的な違いはありませんから、男女の性別の違いに関係無く個人の能力により優劣を競いますけれど。他の分野の多くでは、殿方を中心とされます社会ですからね。髪飾り。




