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本好きの女魔法使い  作者: クリストファー


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516/560

エピソード516 ヴェレーナさんに考えを読んでもらえますと

『ケルン家の伯爵グラーフ閣下であらせられます御父様ファーターの甥の帝国騎士ライヒス・リッター様には、心底よりの感謝をしなければならないと思います。真実ヴェレーナさん』


フロリアーヌさんの仰られる通りですわね♪』


帝都魔法学園の談話室での話しを終えまして、学生寮シュトゥデンテン・ヴォーンハイムの女子寮にあります、ヴェレーナさんの部屋で寝台の上に並んで腰掛けながら、二人きりで話しをしていますけれど。


御父様ファーターとツヴィングリ男爵バローン閣下が、私がカール卿に結婚しました後も、ヴェレーナさんとの関係を続けるのを認めて下されるのは、非常に優秀な魔法使マーギアーいではありますけれど、生来恋愛感情が欠落なされていて、婚姻関係を結ぶのが難しい帝国騎士ライヒス・リッター様という御方の存在により。私はまだしもきょやすいと、受け止めていられるのだと思われます』


ケルン家の伯爵グラーフ閣下であらせられます御父様ファーターからしますと甥で、ツヴィングリ男爵バローン閣下からしますと猶子ゆうしとなります帝国騎士ライヒス・リッター様は、生来恋愛感情が欠落なされていて誰も何も愛さない御方だそうですから、ある日突然全てを捨てて、異国に亡命なされる可能性が常にある、非常に優秀な魔法使マーギアーいとなります。


希望ナディーネさんから聞いた話しも総合して勘案かんあんをしますと、フロリアーヌさんの御父様ファーターであらせられます伯爵グラーフ閣下は、甥の帝国騎士ライヒス・リッター様をツヴィングリ男爵バローン閣下の猶子ゆうしとなされまして、二箇所の御領地を御治めになられる御領主様ともしまして、尉官の大尉の軍階級とされたそうですわね。フロリアーヌさん』


誰も何も愛され無い、非常に優秀な魔法使マーギアーいであらせられます帝国騎士ライヒス・リッター様を、封建制度を政治体制に採用しています帝国内に留める為に、御父様ファーターとツヴィングリ男爵バローン閣下は、婚姻以外の様々な手段を用いられています。


『誰も何も愛さない御方を、帝国の封建制度のしがらみの中に捕らえ続けるには。身分と立場と軍階級にて、帝国の枠組の中にて欠かせない存在とするしかないのだと思われます。ヴェレーナさん』


生来恋愛感情が欠落なされていましても、権力欲や金銭欲の強い性格をされていれば、本人が望む権力や金銭を提供する事により、帝国内に留め続ける事も可能なのですけれど…。


『昨年の夏に叡智ヴァイスハイト学園の男子学生として、御学友の皆様方と警備隊と共に、北方半島王国デーネマルクが後ろ盾となっていました海賊ゼー・ロイバー殲滅フェアニヒトゥングなされた際にも、必要以上の報酬は一切要求されなかった無欲な御方のようですから。権力欲や金銭欲を利用する事も出来ないようですわね。フロリアーヌさん♪』


{首飾ハルス・ケッテりの主は、我が主の考えを読むのが本当に巧みな御方ですな}


ヴェレーナさんに考えを読んでもらえますと、気持ちを理解してもらえたと感じて、心地好く感じます。髪飾ハール・シュムックり。


『はい。ヴェレーナさん。私も同じ考えでした』


私による返答を聞かれたヴェレーナさんは、楽し気な笑みを見せられまして。


『当たっていましたわね。私の愛しいフロリアーヌさん♪』




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