エピソード510 情報収集する価値
『財務警察にて勤務なされていられます、私達にとっては帝都魔法学園を卒業なされた先輩の女魔法使いでもあります警部補は、当直の日以外は家に帰れるそうです。真実さん』
警部補と歩きながら少し御話をさせて頂きましてから、帝都魔法学園の学生寮の女子寮まで帰って来ましたけれど。ヴェレーナさんの部屋で寝台の上に並んで腰掛けながら話した私に対しまして、ヴェレーナさんが愉快そうに笑われまして。
『意外そうですわね。花さん♪』
素敵な笑顔を浮かべていられますヴェレーナさんに対して、私は素直に頷きまして。
『はい。ヴェレーナさん。宮城にて帝国の君主であらせられます皇帝陛下の御信任の厚い官吏として忠勤に励まれていられます、希望さんの御父君であらせられますゾーリンゲン家の男爵閣下は、貴族街にあります上屋敷に月に一度帰る事が出来るかどうかという生活をなされまして。外務省にて精勤なされていられます、ザスキア女史の御父君であらせられます帝国騎士様も、十日に一度帰宅する事が出来るかという生活をなされていられますから。当直の日以外は帰宅する事が出来ます財務警察は、非常に職場環境に恵まれていると感じました』
{帝国の官僚機構にて働かれていられます公僕の皆様方は、滅私奉公が基本なようですからな。我が主}
はい。ジェローム御兄様とアンリ卿の御父君であらせられます、レバークーゼン家の子爵閣下が警視正をされています財務警察は、帝国の官僚機構の中では異質であると感じました。髪飾り。
『帝都魔法学園を卒業後の進路選択としまして、官僚機構にて働く官吏は除外していましたけれど。財務警察に関しては、情報収集する価値があるかも知れませんわね。フロリアーヌさん♪』
帝都魔法学園の卒業生でもあります女魔法使いの先輩が、警部補まで昇進する事が可能な組織ですから、財務警察に関する情報収集はする価値があると私も思います。
『はい。ヴェレーナさん。同感です』




