エピソード488 東方拡大戦争の英雄
『二人とも壮健そうで何よりだ』
『『有難う御座います。少佐』』
隼御兄様が英雄と呼び慣わされます、ゾーリンゲン家の男爵閣下の長男にして、帝国騎士身分の勝者之民少佐が妹の希望さんと共に、内務省の控室に到着をされましたが。鍛え上げられた頑健な肉体をされた、見上げるような長身の偉丈夫な殿方です。
『アンリ卿とはゾーリンゲン家とレバークーゼン家が共同で行った狩猟以来だな。妹のナディーネと帝都魔法学園で学友として仲良くしてくれて、兄として感謝をしている♪』
ニコラオス少佐による笑顔での御言葉に対しまして、アンリ卿は恭しく深々と御辞儀をされまして。
『令嬢ナディーネ女史は、善き学友であります。少佐』
ニコラオス少佐は笑顔にてアンリ卿に対して御頷きになられますと、ファルク御兄様とジェローム御兄様に対しまして。
『他の二人を紹介してもらえるかな?』
『はい。少佐。妹の花です』
ファルク御兄様による御紹介に与りました私は、恭しく深々と御辞儀を行いまして。
『御初に御意を得ます。少佐』
この場にはケルン家の帝国騎士様であらせられますファルク御兄様と、レバークーゼン家の帝国騎士様であらせられますジェローム御兄様と、ゾーリンゲン家の帝国騎士様であらせられますニコラオス少佐が居られますので。最上位の軍階級であらせられますニコラオス少佐を、軍階級にて呼び慣わしています。
『祖父と母上からも令嬢フロリアーヌ女史の事は聞き及んでいる。同時に三種類の根元魔法を同時発動可能な、非常に将来有望な女魔法使いだと♪』
『身に余る勿体ない御言葉に御座います。少佐』
ニコラオス少佐の御爺様であらせられます准将閣下は魔法使いで、御母堂であらせられますゾーリンゲン家の男爵夫人様は女魔法使いですので。天から根元魔法の素質を授かりし選良の視点から、私を評価なされていられます。
『こちらの魔法使い殿は、レバークーゼン家が後ろ盾となっております、デュッセルドルフ家の上級の騎士様の子息のルネ卿となります。少佐』
レバークーゼン家の子爵閣下の嫡男であらせられますジェローム御兄様による御紹介に与りましたルネ卿は、東方拡大戦争の英雄であらせられますニコラオス少佐に対しまして、緊張された面持ちにて恭しく深々と御辞儀をされました。
『御初に御意を得ます。少佐』
ニコラオス少佐は緊張されていますルネ卿に対しましても、優しい笑顔にて御頷きになられまして。
『妹のナディーネと学友として仲良くしてくれると、兄として嬉しい。ルネ卿♪』
『はい。少佐』
東方拡大戦争の英雄であらせられますニコラオス少佐は、妹のナディーネさんを非常に大切になされていられます御兄様でもありました。




