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エピソード481 直接的には何も言えない欲求不満
『カラッカラッカラッ』『パカラッパカラッパカラッ』
貴族街にありますケルン家の上屋敷から帝都魔法学園まで私を送りました馬車と、馬に騎乗をしています護衛兵が立ち去る様子を見送っていますと。
『帝都憲兵隊の副総監であらせられます御父君は、御健勝にされていられますか?。令嬢花女史』
帝都憲兵隊を古巣とされます、帝国女騎士身分の老女教授に話し掛けられました私は、恭しく深々と御辞儀を行いまして。
『はい。帝国女騎士様』
治癒魔法の講義を担当されています、経験豊富な女魔法使いでもあります老女教授は、女子学生の私を冷ややかな眼差しにて御覧になられますと。
『貴女はどこから見ても、完璧なケルン家の伯爵閣下の御息女ですね。令嬢フロリアーヌ女史』
私の最初の根元魔法の師でもあります、退役少尉の戦友でした老女教授は、それ以上は何も言わずに立ち去られました。
{我が主に対して、間違い無く何やら思う所があるようですな}
老女教授は私の存在自体が気に入らないようですけれど、古巣とされます帝都憲兵隊の副総監をされていられます御父様の娘となった私に対して、直接的には何も言えないので欲求不満を抱いているように感じます。髪飾り。




