エピソード480 貴族諸侯と帝国軍人の思考方法
『カラッカラッカラッ』
隼御兄様と御話をさせて頂けましたから、私は本当の意味でケルン家の家族の一員となれたように感じています。髪飾り。
{指輪の主は、我が主の魔力を褒めていられましたな♪}
帝都の貴族街の舗装されています石畳の道の上を走ります馬車の車窓から、魔道具の街灯の明かりが灯されています人通りの殆ど無い夜の街並みを眺めながら、意志ある魔道具でもあります髪飾りに対して。
『カラッカラッカラッ』
貴方からしますとファルク御兄様は指輪の主で、豊穣御姉様は耳飾りの主で、希望さんは腕輪の主で、真実さんは首飾りの主ですからね。髪飾り。
{はい。我が主。皆様方は全員が非常に優れた将来有望な魔法使いと女魔法使いでありますが、成長率の高さにおきましては、我が主が一番ですな♪}
ふむ?。ファルク御兄様も競売会の会場にて初めて御会いした時よりも、私は女魔法使いとして成長したと御話になられていましたね。髪飾り。
{指輪の主は非常に冷静に魔力の強さを解析なされる高い能力の持ち主であらせられます、魔法使いであられると御見受けをいたしました。我が主}
ファルク御兄様とテレーズィア御姉様は、帝国の君主であらせられます皇帝陛下の直臣の臣下であります、帝国騎士身分と帝国女騎士身分ですので。皇帝陛下による勅命が下りましたら、いつ如何なる時にでも、軍役の義務を果たす責任を負われていられます。
{軍場にて皇帝陛下に弓引く逆賊に加担する魔法使いや女魔法使いと対峙した際には、瞬時に相手が身に纏う魔力を正確に解析をされまして、強さを判別する能力が求められる訳ですな。我が主}
その通りです髪飾り。軍場にて自らの過失にて名誉の戦死を遂げられるのは自己責任ですけれど、戦友や同僚や部下を巻き込むのは断じて許されませんから。
{我が主も自力救済の慣習のあります帝国におけます、止事無い身分であらせられます貴族諸侯の皆様方の思考方法をされるようになりましたな♪}
『カラッカラッカラッ』
さあ、どうでしょうか?。私の場合は皇帝陛下の軍隊であります帝国軍にて三十年間勤め上げられまして、軍人恩給を受給しながら農家にて一家の家長をしています、元職業軍人で農民となりました退役少尉から受けた影響が大きいと思います。髪飾り。




