エピソード30 同い年の女子学生三人に共通する慎重な姿勢
「やっぱり帝都魔法学園での根元魔法の講義の中でも、召喚魔法の講義を受講するのが一番緊張するよね…」
昼休みが終わりまして、召喚魔法の講義の受講する帝都魔法学園の二年生である私達は移動をしていますが。恵さんが赤茶色の短いツインテールを揺らしながら、不安気な表情にて小声で話されますと。
「私達が暮らす物質界とは異なる次元に存在をする、魔界の住民を呼び出し使役をする召喚魔法に関しては、ハンナさんくらい慎重な方が賢明ですわね」
真実さんが緑青色の瞳で、歩きながらハンナさんの様子を観察して話されますと。希望さんも灰白色の髪の毛を揺らしながら頷かれまして、ヴェレーナさんの考えに同意をされまして。
「根元魔法の中でも召喚魔法に関しては、慎重過ぎる位に用心深く扱うべきだからな。特にアタシ達みたいな帝都魔法学園に入学して二年目の学生は、中途半端に知識を学んでいるから、自分の能力を過大評価して、制御不能な魔界の住民を呼び出し使役しようとして、身体を乗っ取られた失敗例は、枚挙に遑がないからな」
普段は強気なナディーネさんによる慎重な姿勢に対して、幼馴染みのハンナさんも真剣な表情にて頷かれまして。
「ナディーネの言う通りだよね」
ナディーネさんとヴェレーナさんとハンナさんの三人が、私達が暮らす物質界とは異なる次元に存在をする、魔界の住民を呼び出し使役する召喚魔法に関しては、非常に慎重な姿勢を示す女魔法使いであると確認する事が出来まして。帝都魔法学園で根元魔法を学ぶ、同い年の女子学生である私も安堵をしました。




