表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本好きの女魔法使い  作者: クリストファー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/552

エピソード29 談話室

『女子寮での寄宿生活は気に入っているが、学生寮シュトゥデンテン・ヴォーンハイムの個室は狭いから、三人で集まり話すのが難しいからな』


希望ナディーネさんの仰られる通りですね』


学生食堂メンザでの昼餉ひるげり終えましてから、私とナディーネさんと真実ヴェレーナさんの同い年の女子学生の三人で、談話室に移動をして室内の一番隅にて話しをしています。


学生食堂メンザではフロリアーヌさんとアンリ卿が話しをしていますと、周囲からの注目を浴びますものね♪』


帝都にて手広く商売をされています、免状貴族エードラー身分の豪商の家に生まれました、銀白色ズィルバー・ヴァイスの髪の毛と緑青色ギフト・グリュンの瞳をされているヴェレーナさんが、笑顔の下にギフトを秘めながら仰られましたので。


『何度否定をしましても、私の事を貴族諸侯であらせられる皆様方の隠し子だという疑いを、持ち続ける人達が居ますので』


封建制度を政治体制に採用している帝国では、侯爵フュルスト閣下以上の爵位の貴族諸侯であらせられる皆様方を、上級貴族ホーホ・アーデルの家格としますが。


『フロリアーヌは金髪ブロンデス・ハール瑠璃之青アツーア・ブラオの瞳という、上級貴族ホーホ・アーデルの家格で多く見られる容姿をしているからな』


男爵バローン家の御息女であらせられる令嬢フロイラインとして生まれたナディーネさんは、藍色ドゥンケル・ブラオの瞳と灰白色アッシュ・グラオの髪の毛をされていますが。気風きっぷの良い話し方とは裏腹に、談話室の椅子に腰掛ける姿勢は、地方部出身の平民身分の私から見ましても、非常に美しいと感じます。


『私の所作を見れば、平民身分の退役軍人でもある祖父に地方部で育てられたと、直ぐに解りそうなものだと思うのですが?』


心の底からから不思議に思いながら話しますと、ナディーネさんとヴェレーナさんは、お互いの藍色ドゥンケル・ブラオ緑青色ギフト・グリュンの瞳による視線を、空中にて交差させますと。


『フロリアーヌが退役軍人の爺さんから、どういうしつけをされて育ったのか、正確な所は知らねえが。職業軍人の爺さんや兄貴達に囲まれて育ったアタシよりは、令嬢フロイライン淑女マドモアゼルのように感じるからな』


『フロリアーヌさんは素敵な女性ですから♪』


ナディーネさんとヴェレーナさんの感想を聞いた私は苦笑を浮かべますと、帝都魔法学園に入学して以降は伸ばしている金髪ブロンデス・ハールを、軽く揺らしながら首を振りまして。


『それでナディーネさん。ヴェレーナさんと私に対する話しは何でしょうか?』


私の出自に関する話題はここまでとして、本題に入ってほしいと水を向けますと。


『そうだな。今日の放課後は、二人は時間が空いてるか?』


詳しい内容は、帝都魔法学園の談話室では話せないという事ですね。


『私は大丈夫ですね』


ナディーネさんに対して、放課後に予定は入っていないと答えます。ヴェレーナさんも銀白色ズィルバー・ヴァイスの髪の毛を揺らしながら頷かれまして。


『私もフロリアーヌさんと同様に、放課後に予定は入ってはいませんわ。ナディーネさん』


私とヴェレーナさんによる返答を聞かれたナディーネさんは、真剣な表情を浮かべられまして。


『それなら時間を開けといてくれ。用事がある』


ナディーネさんの私用では無く、先の男爵バローン閣下であらせられる、職業軍人の御爺様関連のようですね。


『はい。解りましたナディーネさん』


『私も承知しましたわ。ナディーネさん』


私達から了解したとの返答を聞いたナディーネさんは。


『悪いな二人とも』


『お気になさらずに。ナディーネさん』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ