表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本好きの女魔法使い  作者: クリストファー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/552

エピソード20 選択した講義内容

『そういえばフロリアーヌは、根元魔法の眩惑ブレンドゥング防御魔法シュッツ・ツァオバーを同時に常時発動してるよね?』


公衆浴場バーデ・ハオスの脱衣所で身嗜みだしなみを整えました私達同い年の女子学生の四人は、帝都にある図書館ビブリオテークへと向かい徒歩で移動していますが。ハンナさんが歩きながら、薄茶色ヘル・ブラオンの瞳に意識を集中させまして、私が身に纏っている魔力マナから常時発動している根元魔法の種類を言い当てられました。


『はい。ハンナさんの言う通りです。昨夜も図書館ビブリオテークから公衆浴場バーデ・ハオスへと向かう途中で、浮浪児のスリに懐の財布を狙われましたが。帝都に詳しいヴェレーナさんからの助言に従い眩惑ブレンドゥングを常時発動していましたので、私にぶつかり懐をまさぐろうとした浮浪児は、距離の目視を誤り石畳に転倒しました』


私による説明を聞いた、ハンナさんの幼馴染みでもあるナディーネさんが笑いながら。


『その浮浪児は狙った相手がフロリアーヌでついてたな♪。アタシだったら痛め付けて追い払う所だが、フロリアーヌの事だから小銭を与えてあしらったんだろ?』


ふむ?。


『私はナディーネさんには話していませんわ。フロリアーヌさん♪』


私の疑問を敏感に察して聞かれる前に答えるヴェレーナさんは、他者の機微きびに本当に鋭い女性だと思います。


『ヴェレーナさんの鋭い感覚は、私には真似が出来ないので羨ましく思います』


素直に感じたままを話した私に対して、ヴェレーナさんは満面の笑みを浮かべられまして。


『フロリアーヌさんにそのように思ってもらえて、非常に光栄ですわね♪』


嬉しそうに話されたヴェレーナさんに頷いてから、ナディーネさんに対して。


『帝都魔法学園の男子学生の中には、気性が荒くて問答無用で根元魔法を扱う人も居ると、浮浪児のスリに対して警告はしておきました。ナディーネさん』


私の話にナディーネさんは、灰白色アッシュ・グラオの髪の毛を揺らしながら頷かれまして。


『今日はアタシ達は、治癒魔法ハイル・ツァオバーの実習講義を選んだが。血の気の多い連中は、帝都近郊での根元魔法を用いた狩猟講義に参加していやがるからな』


根元魔法には向き不向きがありますから、帝都魔法学園では受講する講義内容は学生の自由意志に委ねられています。


『私も最初は狩猟講義の方に参加しようかと考えたのですが、ヴェレーナさんから治癒魔法ハイル・ツァオバーの実習講義を一緒に受講しようと誘われました』


私の話にヴェレーナさんは笑顔で頷かれまして。


『フロリアーヌさんは男子学生から人気のある女子学生ですから、近郊とはいえ帝都の外での狩猟講義に参加されるのは心配でしたわね♪』


ヴェレーナさんの反応に対して、ナディーネさんが笑われながら。


『ヴェレーナはフロリアーヌに対して、本当に過保護だな♪』


男爵バローン閣下の御息女であらせられる令嬢フロイラインとして、御領地内での狩猟の経験もあるナディーネさんが、治癒魔法ハイル・ツァオバーの実習講義を選ばれたのは、幼馴染みのハンナさんが参加するからという理由に関しては。私とヴェレーナさんは、えて指摘はしませんでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ