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エピソード143 魅力的なハンナさん

火槍フォイアー・ランツェ』『『バシュウッ』』『やった発動した。見てくれた?。希望ナディーネ♪』


『ああ。やるじゃねえか。ハンナ♪』


帝都魔法学園の中庭にて、百合リリウムの抽出液を変化させた香水パルフュームを使用しまして、一時的に魔力マナを強化されたハンナさんが、標的に向けて火槍フォイアー・ランツェを発動して放たれました。


「ハ、ハンナ女史は私等にも話し掛けて下されます、非常に御優しい御方ですけれど…」


ナディーネさんが大切な幼馴染みであるハンナさんに対して向ける視線だけで無く、ザスキア女史等の他の学生も、魔力マナの強化と共に魅了効果も得ているハンナさんに、強い感情を込めた眼差しを向けていられます。


『ザスキア女史は、古物市にて購入されました、御自身の魔道具である香水パルフュームびんの効果を試されないのですか?』


私が話し掛けますと、一瞬でしたがザスキア女史は、邪魔をするなと不機嫌そうなけんのある目付きを私に向けられましたが。次の瞬間に顔面から血の気が引き、蒼白そうはくとなりまして。


「も、申し訳御座いません、フロリアーヌ女史っ!。わっ、私は今何をしたのでしょうか?」


{内向的なザスキア女史をも魅了する、香水パルフュームびんの効果は強力ですな。我が主}


ハンナさんは元々魅力的な人物ですし、ザスキア女史は以前から交流があった点も加味かみする必要はありますけれど。髪飾ハール・シュムックりの言う通りですね。


『お気になさらずにザスキア女史。貴女の反応から、香水パルフュームびんによる魅了効果の強さが良く解り、勉強となりました』


チラッ。


ザスキア女史は私が本気で話しているのかと、上目遣いに表情を窺われましたが。


「ご、御寛恕ごかんじょに、心底よりの御礼を申し上げます。フロリアーヌ女史」


一応は信じてもらえたようです。

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