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エピソード132 奇跡的に共通点が数多くありましたので

フロリアーヌさんが新たな人脈を、私があずかり知らぬ間に作り上げられまして、非常に喜ばしく思いますわね♪』


ガクッガクッガクッ。


カール卿と兵士ギュンター卿の御二方と別れまして、洗濯屋に立ち寄ってから、根元魔法の帰還ハイム・ケーアにて、帝都魔法学園へと帰って来ましたが。


『はい。真実ヴェレーナさん。学生食堂メンザにて古物市に誘って頂いき、カール卿とギュンター卿との新たな出会いの機会を作る切っ掛けとなりましたザスキア女史には、心から感謝をしています』


談話室にて、本日の放課後には姿を見掛けませんでしたヴェレーナさんとさんと話をしていますが。私の話に笑顔にて頷かれますと。


『フロリアーヌさんの仰られる通りですわね。私からもお礼を申し上げますわ。ザスキア女史♪』


ガクッガクッガクッ。


「お、畏れ多い御言葉に御座います。ヴェレーナ女史…」


首飾ハルス・ケッテりの主を前にして、全身を小刻みに震わせるザスキア女史の姿からは。カッツェにより壁際に追い込まれたマオスを連想しますな。我が主}


ヴェレーナさんはザスキア女史を、カッツェが壁際に追い込んだマオスに対して行うように、もてあそぶような真似はされません。髪飾ハール・シュムックり。


{ほう。何故ですかな?。我が主}


免状貴族エードラー身分の豪商を御父君とされますヴェレーナさんは、無駄を嫌う合理的な思考をされていますから。ザスキア女史をもてあそばれて、有限な時間を浪費されるのは、これまでに生まれ育たれた環境で形成された人格的に、許容が出来ない行いとなると、私なりに分析をしています。


首飾ハルス・ケッテりの主が実は優しい心根の持ち主だとか考えない我が主に、感服の至りですな♪}


『ザスキア女史が古物市にて入手されました、魔道具の香水パルフュームびんですけれど。ヴェレーナさんはどのように思われます?』


私が意志ある魔道具でもある遺失魔道具の髪飾ハール・シュムックりと、脳内にて念話により会話をしている間に、ヴェレーナさんも首飾ハルス・ケッテりとは同様に念話をしていると思われますが。そうした素振りはおくびにも出されずに。


『そうですわねぇ…。使い方次第では、私達のような天から根元魔法の素質を授かりし選良ディ・エリーテである女魔法使マーギエリンいからすれば、非常に便利ではありますけれど。フロリアーヌさんの御考えの通り、副作用が少し厄介ですわね』


{我が主と、首飾ハルス・ケッテりの主と、それに腕輪アルム・バンドの主は、合理主義的な思考をするという共通点が、帝都魔法学園にて共に根元魔法を学ばれている、同い年の同性の女魔法使マーギエリンいという要素に加えてありますな}


地方部出身の平民身分の村娘である私と。帝都にて手広く商売をされていられます、免状貴族エードラー身分の豪商を御父君とされますヴェレーナさんと。御領地と領民を御治めになられていられます、軍人一家の男爵バローン閣下の御息女であらせられます、令嬢フロイライン希望ナディーネさんとは。奇跡的に共通点が数多くありましたので、友人となる事が出来ました。髪飾ハール・シュムックり。

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