星に願いを
君がいない。今だって、君はいない。此処にいない。
生まれ育った街を出ていった君はいない。もう、いない。
何も無い。なぁ、それだって、何も無い、って事が有る。
始めた場所は此処だった。あなたがいた此処だった。
きらきら光る、あの光を僕等は星と呼ぶ。
星から見た、その光はきっと僕等なのだろう。
夢にも見ない。そんな事、夢にも見ない。夢で逢わない。
夢が叶った夢なんてものは夢にも見ない。見たくない!
此処で有る。だろ?って俺だって、此処に有る。って事が有る。
生きている事が怪しかった。あなたがいた事だって……
きらきら光る、希望は僕等を見て見ぬ振り。
絶望ばかり、それだって有る。
希望も絶望も有るって幸せが此処には有る。んで、
さぁ、始まりの音を聴いた街から通過点を通り過ぎて
最期のことを考えた。って、んなもんその時になんなきゃ分からん!
なぁ、訳分かんねぇよな。この夢は自ら叶えるものだ!
始まりと終わりを知る時がね、近くても、僕等は星に、星は僕等に、願いを……
きらきら光る、希望はいつも通りの「イマ」って事。
間違いの有る、失敗の有る。生きる者達が希望の星だって
きらきら光る、あの光を僕等は星と呼ぶ。
星から見た、その光はきっと僕等なのだろう。
星に願いを……奥の方から、大きい声で
星に願いを……構うもんか!大きい声で