家督を継ぐのです!!
小谷城の一室でオヤジがニヤニヤ俺を見ている。
浅井 惟安、月ヶ瀬 忠清、赤尾 清綱、雨森 貞清も俺をニヤニヤと見ている。
俺が家督を継ぐ。やっと観念したかと言う思いとこれからが楽しみと言う思いが混ざったニヤニヤだろう。
観音寺城六奉行の内、海北 綱親、平井 定武、大宮 含忍斎がオヤジ達と打ち合わせをする。
決定したら各地に書状を送るので上野之助と半兵衛が小姓たちに指示を出して墨の準備などを始める。
日時が決まり、別室で書状にし、各地に届ける作業が始まった。
場所は小谷城の千畳敷で行われる。オヤジとの初顔合わせ以来だな…
あの時は感動したなぁ〜!!千畳敷に…
家督を継いでしばらくの間は観音寺城を居城とする事になる。
今、各地で築城させているが職人たちの技量がさらに上がり、浅井の勢力が大きくなったなら安土山に大規模な城を築くんだ!!
家督が移行されたら、オヤジは観音寺城に移り住み、惟安と忠清がオヤジ付きとなる。
清綱と貞清の2人には、しばらく小谷城を預かってもらい、小谷城から観音寺城への政務機関の移行をしてもらう。
観音寺城からも石田 正継とあと数人を出すから頑張ってくれ。
小姓からも赤尾 新兵衛と雨森 藤六に手伝わせるからね。
じゃあ、後日また来るから観音寺城に戻ろう。
戻る前に行きに会えなかった【赤カブト】に会って帰ろう。
赤カブトに嫁さんと三匹の子熊を紹介された。
嫁さん、お久しぶりです。
子熊たち、初めまして。
俺はまだ、結婚もしてないのに赤カブトはもう子供までいるのか…
しばらく子熊たちと遊んだ後、観音寺城へと向かった。
楽しかったな!!リフレッシュ出来た!!




