歓迎会です。
熊浜城の門で門番に声を掛けて入って行く俺を見て藤吉郎は驚いていた。
そこへ小姓の各務 元正がやって来た。浅井 斎宮助に俺がしばらく熊浜に留まるつもりだと小姓達に書状を持たせ先に行かせていた。
斎宮助は外出中で戻りしだい屋敷へ向かうとの事なので屋敷で待っていて欲しいとの事なので屋敷に向かう。
屋敷に着いてから藤吉郎に俺の名前を告げる。
【浅井 新九郎】
この名前を聞いた藤吉郎は俺に平伏した。
藤吉郎…嬉しさが身体に出てるぞ!!
この時代にガッツポーズあったんだ…
知らなかった。
先に来て屋敷のチェックをしていた小姓の浅井 大工助に藤吉郎の荷物を伊藤 忠兵衛の所に取りに行ってもらった。
夜になると続々と好き勝手している家臣達が集まったので藤吉郎を紹介した。
せっかくなので名字を与え【木下 藤吉郎】とした。
藤吉郎は感激して涙を流していた。
ちょっとした宴会だ。
藤吉郎は清酒と食事に感激していた。
藤吉郎みんなに話しかけられながら笑顔で飲み食いしている。
みんなも藤吉郎を歓迎してくれた。
俺の周りでは忍びだからと言って差別する者は皆無だ。
理由は情報の大事さを知っている者が多いが脳筋で強い者こそ、正義と言う少数派もいる。
鵜飼 熊吉は言わずと知れたかものはし隊の隊長だ。もちろん侮ったり、差別する者もいない。
最近は忍び部隊も【かものはし隊】【三毛ねこ隊】【うぉんばっと隊】さらに【百地 丹波】【藤林 長門】【服部 半蔵】の各隊も有る。
かものはし隊も人員が増え、人材も育っているのでこれからは熊吉には俺の側近として動いてもらう。
もちろん、隊長のままでね。
本人が現場の第一線で働きたいと言うならそれは認めるつもりだ。
今日はもう寝て明日は国友村へ視察に行く予定だ。
楽しまだな!!
国友村には【藤堂 源助】【渡辺 任】【渡辺 統】【藤岡 藤太朗】【斎藤 利三】【沼田 上野之助】【竹中 半兵衛】【赤尾 新兵衛】【雨森 藤六】【木下 藤吉郎】のメンバーで行く事にする。




