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指導者達は許せないのです!!

南軍は観音寺城から出陣し、大津へと向かう。

員昌が先行して大津の制圧をおこない俺を迎い入れる予定だ。


かものはし隊からの報告で俺の動きを察知して戦になるという考えで大阪、京方面から指導者を送り込もうとしているが、かものはし隊が排除している状態だ。

長島の願証寺は伊勢、尾張、美濃の寺院、門徒に対する支配権を持っているが近江をも支配しようとして堅田御坊に指導者を送っている。


願証寺の指導者は見逃した。これを利用して願証寺が近江の門徒を支配する為に邪魔になる指導者を排除して願証寺の指導者を送り込んでいると大阪、京、近江に噂を広めさせた。


お陰で坂本と堅田の門徒達の間にも噂は広がり。願証寺の指導者達に対しての不信感が大きくなる。

また、俺の領地内の農民の待遇を噂に聞き、戦意が下がっている。


門徒の中にかものはし隊の者を忍び込ませてあるので降伏すれば浅井に従うならば信仰は許可する事。望むなら武官学校と文官学校に入学出来て浅井に仕官する道もある。など、事実を伝えてもらっている。


進軍して行くと大津が見えてきて員昌が出迎えてくれた。何の抵抗も無く制圧出来たそうだ。


大津に抑えの兵を置いて坂本に進軍する。


今津城に北軍が集合して堅田に出陣した。

堅田水軍が浅井に付いた事はもう知れ渡っており、堅田衆の戦意はだだ下がりだ。

堅田商人達は何とか浅井と繋ぎをとる方法を探している。そこにかものはし隊の者が接触する。


堅田は地侍からなる殿原衆と商人、職人、農民からなる全人衆で自治が行われてきた。

昔は殿原衆が堅田を仕切っていたが今は堅田御坊の門徒が多い、全人衆が仕切っている。と言うか堅田御坊が仕切ってる。

苦情の書状も堅田御坊から来ていたしね。


この戦ははっきり言って堅田に勝ち目は無い。

殿原衆は浅井に付いた。

浅井に物流を止められて商人は商売にならない。

職人は金が回らないから仕事が少ない。

浅井に好戦的なのは本願寺の門徒門徒のみ。


商人、職人、門徒以外の農民は浅井からの接触にこことばかりに食いついた。


不利を悟った堅田御坊はすぐさま比叡山延暦寺に援軍を要請していた。

延暦寺としても坂本、堅田は延暦寺にとっても大事なので黙ってられなかったので援軍を出してきた。


【田屋 明政】


新九郎様から延暦寺が援軍を出す可能性が高い事を言われていたので混乱もなく対処出来た為、、延暦寺が陣を構える前に一気に蹴散らした。

さらに堅田御坊を囲み焼き払う。本願寺の門徒は正面から攻めると無駄な被害を受けるので火縄銃や弓、投石などで接近戦を極力避け、押し込めて焼き払う様にきつく言われていた。


本願寺の門徒は念仏を唱えながら死を恐れずに向かって来る。

そうする事で死んでも極楽に行けると信じこまされているからだ…本願寺の指導者達に!!


そう新九郎様は怒りで震えながら言い放った。

門徒を助けたいがそうすれば必ず味方に被害が出る。そうならない為に門徒共々、本願寺を潰す。


新九郎様は覚悟を決めて戦っている…

まだ、元服もしてない8歳なのに…


私も新九郎様を信じて覚悟を決めて支えて行こう。


坂本まで兵を進めるとどうやら坂本の指導者と長島の指導者が意見の違いから対立している。


浅井に敵わないから撤退する事を主張する坂本の指導者達、守って援軍が来るのを待つ事を主張する長島の指導者達。

そうしている間に浅井の兵が現れてしまい、指導者達は慌てた。10000の兵を見て指導者達は慌てて撤退した…門徒達を置いて…


指導者達が居なくなっても門徒達は抵抗をやめない。

仕方がないので攻撃を開始した。

門徒達は指導者のいない中浅井軍に突っ込んで来るが赤熊隊の鉄砲隊と茶熊隊の弓隊で迎え撃った。

何の対策も無くただ突っ込んで来る門徒達は浅井の兵にたどり着く前に倒れて動かなくなっていく。


こうして坂本を制圧した。

逃亡した指導者達はかものはし隊によって首が届けられた。


堅田を制圧したと北軍から報告が来た。

やはり延暦寺が参戦したので坂本、堅田に抑えの兵を置いて延暦寺に向かう。総兵14500だ。






















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