休暇も終わりです。
大口城の修練場に連行された俺たちはとりあえず赤池 長任と岡本 頼氏をはじめ、腕に自信のある者たちを片っ端からぼこぼこにした。
しかし、心が折れる者は皆無であり目の前にいる強者たちに目を輝かせている…
丸目 長恵は長任と立ち会い勝ち越しているので
「勝てる!!勝てるぞ!!」
と目標の一つである【長任から一本取る】を達成出来て長任に勝てる事を喜んでいた。
また伝林坊 頼慶も頼氏に勝ち越しているので表情には出していないつもりで喜んでいた。
頼慶は元武田忍軍の日向 源藤斎や雨宮 在鉄から忍なる者、表情を出すなと言われているが残念ながら表情に出ているな…
俺としても武に生きる者たちの刀術を見れて良い勉強になっている。
いつも同じ者より違う者が振るう刀筋を見れるのは本当に楽しい!!
そんな感じの生活を1カ月送っていると俺に客が来たとの事。
出迎えると卜伝のおじいちゃんを筆頭に草深 勘四郎、小笠原 長時、北畠 具教、大河内 具良、大宮 景連、奥山 定国、三段崎 為之がいた。
それを見た源助が俺に
「もう休暇は終わりお仕事の時間です。」
と告げる。
どうやら水俣城には柳生党、宝蔵院党、真柄党に加え各武芸者たちの教え子がいるらしい。
しかもそれを率いているのは竹中 半兵衛と言うではないか…
まあ、とりあえず合流した者たちを交えて修練だ!!
久しぶりに卜伝のおじいちゃんと立ち会ったがやはり強いな…
本当に化け物だな!!
修練に没頭しているとまた俺に客がやって来た。
真田 昌幸だった。
半兵衛と一緒に水俣城にいたのだが浅井の使者として大口城主の【菱刈 隆秋】に会いに来たようで黒田 官兵衛も水俣城に来ているらしあので軍師3人がってこっちに来て大丈夫か尋ねたが軍師役を毛利 元就、今川 義元に任せてきたそうだ。
九州攻めは順調に進んでいるようで大友に大打撃を与えたそうだ。
大友は皆に任せて俺は少数精鋭を率いて好き勝手にして良いそうだ。
死ななければ好きにして良いそうだ。
仕事になる前にさっそく、みけねこ隊の望月 鴨を呼んで島津 義弘のとこまで行ってもらう。
義弘とはまたこちらから連絡すると言ってあるからな。
それが終わったらお仕事だ!!




