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水俣城にお世話になります。

水俣城に着くと犬童 頼安が出迎えてくれた。


どうやら丸目 長恵の事が目的らしい。

中々の者と目を付けており、その男が京へのぼり修行して46名の弟子を連れての凱旋だ。


どれだけ腕を上げたか楽しみでならない!!


挨拶もそこそこに長恵を修練場へと連れて行った。

頼安は木刀を手に試合を戦いを始めようとしたが長恵の提案で竹刀を使う事になった。


最初は渋った顔をしたがこれならば何回も戦えるという言葉に竹刀を数回振り、問題ないと確認して竹刀の使用を認めた。


10本勝負をして長恵が6本取り、頼安は4本に留まったが頼安は長恵の成長を喜んでいた。


満足した頼安は俺たちの方を見て動きが固まる。

顔も引きつっている…


平常心になってよく見るとほとんどの者が長恵より強いと確信出来た。


頼安は長恵にその事を確認したところ、長恵は力無く頷いた…


それを見た頼安は声を出して思いっ切り笑い出した!!

この地には頼安より上の者はいない。


相良の中にも頼安と渡り合えるのは赤池 長任と【岡本 頼氏】ぐらいである。


伝林坊 頼慶は総合的には敵わないが刀術、槍術では負ける事は無い。


この者たちと竹刀を使用してとことん戦えは自分もまだまだ成長出来ると確信出来たからだ!!


真剣な表情になった頼安は俺たちを見渡し、俺の前にやって来た。


小姓たちや側近たちも俺を庇おうとかしないのね…


先に俺に名乗ったので俺も浅井 長政と名を名乗ると驚いた表情になりニヤリと笑い、勝手に長恵が弟子を引き連れて戻って来たと勘違いしていたと詫びた。


それ、言わなくてよく無いか?と思ったが裏表の無い性格なんだろうと思い何も言わなかった。


一緒に行動していた武芸者たちの名前を聞いてさらに目を輝かせた!!


騒ぎを聞きつけた頼安の家臣たちの目も輝いている。

頼安の家臣も中々つぶが揃っていそうだ。


今回連れてきた小姓、文官ぐらいの力はあるな。


こうして、しばらくの間俺たちは水俣城でお世話になる事になった!!


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