表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
168/210

安土城の完成はまだまだです。

竹中 半兵衛がやって来た。


安土城の総指揮を任せているが完成した姿を宗滴のおじいちゃんに見せたかったと言っている。

宗滴のおじいちゃんにも色々助言をもらって相談に乗ってもらっていたそうだ。


各地で築城して来たお陰で穴太衆の技術も上がっていて素晴らしい石垣が出来上がっている。


大工の総指揮は【岡部 又右衛門】が指揮を取っている。

その又右衛門を半兵衛は連れて来ていた。


又右衛門が新しい事を思い付き計画を変更したいとの事のようで造り直す部分もあり、それにより予算もさらに増え、完成の時期が延びるとの事。


俺は予算も時間も気にする必要は無い、とにかく安全第一で怪我、死者を出さないように心掛ける事を告げた。


さらに又右衛門に自分に妥協してはならない。

浅井の顔になるのだからとことん追求するように!!


そう告げると又右衛門は身を正し


「この岡部 又右衛門に全てお任せください!!」


と頭を下げた。


すぐに取り掛かると又右衛門は半兵衛を置いて先に戻って行った。


半兵衛は苦笑いをしながら又右衛門を見送った。


半兵衛は自分から許可を与えるより俺からの許可の方が又右衛門もやる気がさらに出るし、迷いも無くなると思い、わざわざ又右衛門を連れて来たらしい。


効果は半兵衛が思った物より大きかったみたいだ…

半兵衛に又右衛門がしっかり休む時は休ませる様に見張りをつける様に指示した。


あのタイプは倒れるまで没頭してしまうタイプだろう。


さて、そろそろ【浅井七影中間管理職会議】が始まる時間かな?


週に1回、浅井七影の中間管理職が各隊1名と上位十官僚3人の計10人が参加する会議だ。


この会議の決定事項と報告がその夜に俺の所に来る。

俺は時間がある時はなるべくこの会議に顔を出す様にしている。

なるべく現場の人間から直接、意見を聞きたい。

俺の所に届かない情報もあるだろうしな…


今回は気になる情報があった。

だいぶ前から要請が有ったみたいだが俺の所に来ていない報告だ!!


磯野 員昌と木下 秀吉から同じ要請で火縄銃を扱えて部隊を指揮出来る者を派遣して欲しいとの事。


確か、富田 藤太朗は秀吉と仲がかなり良かったよな?

野村 直隆は員昌の事を尊敬してたな…


2人に声をかけてみるかな?


会議が終わり、修練場に行くと藤太朗がいたので甲斐国へ行って、秀吉の事を助けて欲しいけどどうかな?と尋ねたら乗り気だったので頼んだ。


熊浜城の直隆には使者を出すかな…

そんな事を呟くと藤太朗が射撃場に直隆がいたと言うので射撃場に来たら、見つけた。


早速、直隆に播磨国へ行き、員昌を助けて欲しいと言ったら食い気味にいつでも行けます!!と良い返事だ。


どうやら自分は城代には向かないと悩んでいたらしい…


じゃあよろしくね!!


熊浜城には井戸村 光慶に入って貰おう。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ