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毛利から使者が来たのです!!

浦上 宗景が切腹して天神山城は開城した。

武力解除をさせて安全を確保してから入城した。


その後、金川城と岡山城も落城したと報告が入った。

金川城を落とした浅井 政澄にはそのまま、美作国に入り三星城の【後藤 勝基】を攻めるように命じた。


道案内としてちゃとら隊の者をしっかりと付けた。


黒熊隊と白熊隊には備前国の西側を任せ、俺は備前国の東側を平定する。


ひと通り指示を出し終わると毛利から使者が来た。

使者の名前は【瑶甫 恵瓊】だった。

のちの【安国寺 恵瓊】だった筈だ!!多分…


確かこの後に安芸国の安国寺の住持になり、そこから安国寺 恵瓊と名乗るようになる筈だ。


そんな恵瓊の口から出た言葉は同盟だった。


【毛利 元就】は今、尼子を滅ぼす為に出雲国の尼子の本拠地である月山富田城を囲んでいる。【尼子 義久】は身動き取れず、毛利は伯耆国を徐々に制圧して月山富田城を孤立させていく最中だ。


そんな時に浅井が丹後国を抜けて但馬国、因幡国を瞬く間に平定して行く。

これで伯耆国まで攻め込まれたら毛利は尼子攻めどころでは無くなる…


浅井が尼子側に付けば尼子が息をふき返してしまう。

毛利としてはそれだけは防ぎたい!!


恵瓊が言うには因幡国、備前国までを浅井の領地と認めるとの事だ…


なぜ、毛利が浅井の領地を認めるのか…

毛利との領地の間には備中国、美作国、伯耆国、出雲国が有るのだけど、おかしいな!?


伯耆国と出雲国は今まさに毛利が兵を進めているから毛利の物にしたいのはわかるが美作国は毛利には関係ないよね?

備中国は【三村 家親】が毛利の力を後ろ盾に備中国を平定し、備前国、美作国に進出している。


つまり、俺の子分が美作国を平定するから手を出すなと言う事か?


恵瓊にすでに美作国へ兵を進めており、備前国で家親の兵と戦になるだろうと告げた。


恵瓊は毛利に敵対するつもりか?と尋ねて来たので


「毛利が敵対するならしょうがないですね。」


と答えた。


尼子への援軍として伯耆国へ兵を進めるのも手かな?

と言う考えも恵瓊に伝えた。


今、山陰、山陽で展開している浅井の兵は70000であり、四国にも展開している浅井の兵は50000で毛利の周りに浅井の兵が120000展開している。

その事実を恵瓊は知っているのか聞いてみた。


……冗談だと思われた!!

しっかりと調べてよ!!マジで!!


同盟するにも浅井には何も良い事は無い。

その辺はどう考えているのか問うてみたが…

恵瓊は黙り込んでしまった。


黙り込んでいる恵瓊に


「浅井としては毛利は同盟するとしても滅ぼすにしてもどちらでも良い事だ。

毛利に同盟する価値が有るのか、無いのかで対応が決まるだけの話だ。」


元就にそう話してからもう一度、出直して来るように告げ、追い返した。


毛利からの返事はどうなるかな?

その間、兵を止める気はさらさら無いけどね。










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