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次は加賀国です。

観音寺城へ何事も無く戻って来た。


まずは京見廻組の選抜をしなくてはならない。

俺の近衛軍と五熊隊から兵300を選抜するが洛中見廻組は1年ごとに人員を変える事にする。

多くの者に経験してもらいたいのと、慣れという物の怖さも有る。慣れてしまい、緊張感が無くなれば大きなミスが起きるかもしれない…


今回は細川 藤孝の元に宮部 継潤を兵と共に送る。

継潤は武力も有るし、政治力も有るので今回は藤孝を助けてあげてくれと送り出す。


後は内貴 猫又にも武士として行ってもらう。

京には、かものはし隊がすでに拠点を作って商いをしているが猫又にも洛中見廻組の忍びの組織を作ってもらう事にする。

規模の方は猫又に任す事にするつもりだ。

やはり、現場の事は現場が一番知っているからな。

別に丸投げでは無いよ…


後は武芸者軍団の何人かで変わる変わる洛中見廻組の者たちを鍛えてもらいたい。

足利 義輝も寂しいと思うから義輝の元にも顔を出して共に修練してほしいな。


京の事はこれぐらいかな?

次は浅井領地に接する国について対処しないとな。


若狭国に接する丹後国は【一色 義幸】が支配している。

足利 義輝と浅井の関係が良好と見られており、浅井との敵対は考えていない。

また、浅井からも友好的な使者を出しているので両家の関係は良好と見て良いと思う。


本音を言えば舞鶴に日本海水軍の拠点を作りたいが一色が敵対しなければ浅井も敵対するつもりは無い。


美濃国に接する飛騨国はつい最近【三木 良頼】が【姉小路 高綱】を滅ぼして飛騨国で一番の勢力となっている。

飛騨国の平定を最優先にしているで暫くは放置で良いと思う。


美濃国に接する信濃国は知っての通り、甲斐国、信濃国を領土とする武田 晴信は美濃国の恵那郡に影響力を持っていたが浅井に抑えられたので面白く無い。


隙あらば美濃国を狙っているらしく仕切りに美濃国の者たちに調略をかけているらしいが上手くいっていない。


表立っての行動はしていない。

長尾 景虎との北信濃の争いが有るので浅井と全面的に争う事は避けたいようだ。


晴信も北信濃に見切りをつけて上野国に攻め込んだ方が領地拡大が望めるのにな…


残ったのが越前国に接する加賀国の一向一揆だ。


今は大聖寺城に滝川 一益を入れており、越前国の磯野 員昌、若狭国の竹中 重元を動員して徐々に平定して行くつもりだがどうやら加賀国の門徒が知ってしまったようだ…


自分たちの暮らしと浅井領地の者たちの暮らしの差を…


長島の門徒たちも武力蜂起をしないと誓えば許され、村へ帰れた。

他の領地では農業では改良された道具を支給され、新技術を導入する事で収穫も増え、暮らしが豊かになっている。

長島の門徒たちも差別される事なく、同じ待遇を受けており、暮らしが豊かになりつつある。


また、浅井領地は仕事が溢れており、仕事に困る事は無い。

望めば武官学校、文官学校に入り武士にもなれる…

その事を知ってしまった門徒たちはもう宗教の為に命を捨てる事は出来なくなってしまった。


加藤 段蔵の配下の者に事実のみを加賀国内に広めさせた。

同じ加賀国内でも浅井が領する地域と一向一揆の領する地域で差が豊かさに出始めているので門徒たちは穏やかではない。


しかも今は越前国からやって来た朝倉 景鏡、前波 吉継、富田 吉順が我が物顔で威張りちらしているので門徒たちの心は離れていっている。


冬が来る前に加賀国平定をしてしまおう。













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