夜襲です。
早速、九鬼水軍と志摩水軍が願証寺と長島城を囲み砲撃を始めた。
城壁など建物が破壊されていく様子が良く見える。
中江城、屋長島城からも良く見える事だろ…
中江城への大砲の設置も終わったからこちらも攻撃を開始しようか。
中江城に籠城する兵や門徒たちは自分たちもすぐに砲撃を受けるとは思っていなかったようで混乱している。
砲撃が終わると門徒たちが我れ先に中江城から逃げ出した!!
こちらに向かってくる者には鉄砲隊が容赦なく鉄砲を撃ち込む。
門徒たちは屋長島城や大鳥居城方面に向かって逃げて行く。
これにより中江城の兵、門徒の数がだいぶ減ったので攻める為に兵を進めるが開城して撤退するから攻撃しないで欲しいと使者が来たので容認した。
中江城から兵、門徒たちが撤退するのを見守る。
もちろんいつ襲って来ても良いようにしっかりと対策をしているが問題無く去って行くのを見送った。
撤退後、中江城内の安全を確認してから入城して今日は中江城で一夜を過ごす予定だ。
夜襲の可能性を考慮して赤熊隊、茶熊隊には夜に備えて昼寝をしてもらっている。かものはし隊が敵の動きを監視しているので動きが有れば直ぐにわかる。
夜になると屋長島城と大鳥居城から中江城に向かって兵を進めていると報告が来た。
総勢10000と大規模な夜襲だ!!
せいぜい3000ぐらいと予想していたが思いっきり外してしまった。
しかし、こちらも大鳥居城に百地 丹波、藤林 長門、服部 半蔵が率いる伊賀国衆3000を、屋長島城に遠藤 直経率いる3000を迂回させて向かわせている。
少しでも脅威を与えられたら御の字だ。
毎晩、夜襲を警戒してくれれば消耗してくれる…
今は予想以上の10000の夜襲を撃退しなければならない。
早速、赤熊隊と茶熊隊、さらに沼田 祐光と竹中 重治の鉄砲隊と弓隊が迎え撃つ!!
夜襲が成功すると思っていて油断していた門徒たちは待ち伏せされ、一斉に攻撃され混乱した。
そこに井戸村 光慶、島 秀宣、斎藤 利三、大島 讃岐守、島 勝猛たちが自分の配下と共に襲いかかる!!
武芸者軍団も一緒に襲いかかった!!
散々兵と門徒たちを追い回し撃退した。
夜が明けたらそこは一面死体だらけだった。
伊賀国衆、直経が戻って来てない…
まさか、夜襲に失敗して壊滅したのかと思ってしまったがすぐに夜襲にて大鳥居城と屋長島城を落城させたとの報告が入って来た。
ホッとした…
良かった、直経、丹波、長門、半蔵が無事で!!
しばらくすると四人が報告に現れた。
その後、五人の僧侶が連れられて来た。
今回、門徒たちを指揮していた者たちだが皆が俺の事を睨んでいる。
直経は五人の僧侶の処分をどうするかを俺に任したいらしい。
落城した城の者たちは願証寺、長島城、篠橋城に逃げ込むかそのまま自分の村へ逃げ帰ったらしい。
五人の僧侶たちには昨夜の戦いの死者たちをを弔いたいのでお経をあげて欲しいと頭を下げる。
そのかわり、供養が終わったら自由にして良いと告げたら驚かれた。
その日、一日は兵たちを動員して死者たちの供養に費やした。




