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戦闘狂の目線です。

【遠藤 直経】


今浜…いや、熊浜も猿夜叉丸様の方針で驚愕の速さでで発展している。安養寺殿も張り切って開発している。


猿夜叉丸様の家臣となった石田殿、若宮殿、片桐殿は毎日夜遅くまで頑張っている。


頑張ってくれ!!


調練場には色々な奴が来る。


渡辺兄弟、滝川一族、浅井雅楽助、斎宮助兄弟、磯野員昌殿、各部隊の隊長達との鍛練は血湧き肉躍る日々だ。


その中でも化け物は慶次郎の奴だ。

正直、今の俺では敵わない。それが現実だ。


対等に慶次郎とやりあえるのは員昌殿ぐらいだろう。

隊長達は毎回ぼろぼろになっている。


猿夜叉丸様も調練場で鍛練している。


鍛練中の猿夜叉丸様に慶次郎が後ろから木刀で打ちかかった。

しかし猿夜叉丸様は難なくよけ、打ち返した。何度か打ち合いをしたが6歳なので体力がない、振り上げた木刀がすっぽ抜け勝負有りだと思った瞬間、猿夜叉丸様の身体が沈み慶次郎の身体が少し浮いた。


「うっかり海老蹴りを使ってしまったがこの身体ではこれが限界か…」


俺を含め、周りにいる奴達も唖然としている。


慶次郎と打ち合う技量、身のこなしは…

それにあれは蹴り技か?

一瞬だか慶次郎の身体が浮いたぞ!!


よし、明日から俺も打ちかかろう。




【滝川 慶次郎】


猿夜叉丸様に遊び半分で打ちかかったがまさか避けられるとは!!


面白い!! 実に面白い!!


しかも反撃して来やがった。

オレも打ち返すが当たらない…

しばらく打ち合いをするが当たらない…


6歳でこれとは猿夜叉丸様は何者だ…と思いながら顔がニヤける。


やっぱり6歳の体力のためか息があがっているがオレは手を緩めない。


猿夜叉丸様が振りかぶった木刀がすっぽ抜た瞬間、猿夜叉丸様が消えた!!


下から鳩尾に突き抜ける衝撃で身体が一瞬浮いた…


マジか!!


息が出来なくなり一瞬動きが止まる。

その一瞬が戦場では命取り…


負けた…


負けた悔しさよりも成長が楽しみな喜びの方がデカかった。



次の日から猿夜叉丸は戦闘狂達に自分達と同じ戦闘狂と思われつけ狙われるのです。






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