三好 長慶からの使者が来たのです。
信長は帰りに国友に寄って火縄銃を入手して帰るそうだ。
一度に入手出来る火縄銃が少ないので何とかならないか?と聞かれたので書状を持たせ、国友へ行くように伝えた。
信長が国友へ向かったのと入れ違いで三好からの使者の松山 重治がやって来た。
重治から【三好 長逸】を紹介された。
三好一族の長老で長慶に一番信頼されている人物だ。
どうやら俺の品定めの為にやって来たみたいだな。
しばらくはお茶を飲みながら世間話をした。
今日のお茶受けは豆大福だ。
前世で好きだった京都のあの豆大福点…
また、食べたいな…
この豆大福も美味いけどね。
そんな事を考えていたら話がガラリと変わった。
三好 長慶が京での会談を望んでいるとの事だ。
せっかくなので京にでも行って公卿や公家とのパイプを太くするのも良いかもしれない。
前にさき兄に話していたが任せておけ!!と自信満々に答えていた。
その時に伊藤 忠兵衛を紹介しており、パイプを太くする為の贈り物を手配してもらっている。
献金の為の金は俺に直接、言ってくるように伝えてある。
さき兄との要望で忠兵衛からクマさんグッズがながれているという噂も耳に入っている。
さき兄にこの場に来てもらった。
長逸はさき兄を見て一瞬、驚いた顔をしたがすぐに表情を直した。
流石だな…俺にはとても出来ない事だ。
しかし、どうやら関白左大臣のさき兄が浅井にお世話になっている情報は無かったらしいな…
さき兄に任せれば会談場所も手配してくれるらしいので
俺と長慶の会談はさき兄に仕切ってもらう事で良いかな?と長逸に聞いてみたが問題無いそうだ。
話も終わり、長逸と重治は帰って行った。
日時の調整のやり取りは三好側は松山 重治、浅井側は平井 定武の両名を窓口としてやってもらう事になった。
さき兄は会談の調整の為に京へ一時的に戻る事になったが護衛として富田 景政と富田三刀の鐘巻 自斎、山崎 左近将監、長谷川 宗喜がさき兄と共に京へ行く事になった。
皆、気をつけてね!!




