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足利から使者が来たのです。

観音寺城へ戻って来た。


そのまま修練場へと俺は向かった。

そこには武芸者たちが大量にいたので声を出して襲いかかる。


富田 景政がとっさに叫ぶ。


「敵襲!!敵襲!!鬼人が現れた!!各自、慎重に連携を取り撃退しろ!!」


流石、武芸者軍団だ。流れるような無駄のない動きで体制を整えて俺を迎え撃つ!!


結果……完敗!!

1人も倒せなかった…ここまでとはな。


勝った武芸者たちは大はしゃぎで風呂へ向かいその後、勝利の美酒に酔いしれるそうだ。


俺も風呂へ入ってさっぱりするかな。


修練場で武芸者軍団を相手にする日々が続いた。


観音寺城には観音寺六奉行の【海北 綱親】【浅井 亮親】【平井 定武】【目賀田 綱清】【大宮 含忍斎】【井上 専正】がおり、さらにその下で【石田 正継】【建部 秀栄】【脇坂 安明】【河田 元親】【山内 盛豊】【堀尾 泰晴】が政務を行なっているので俺はそれほど忙しくない。

盛豊と泰晴には早く仕事に慣れて戦力になってほしい。


そんな中、足利 義藤改め【足利 義輝】から使者がやって来た。

【三淵 藤英】がやって来た。細川 藤孝の異母兄である。


痩せこけていて、疲れに疲れているな…

相当無理をしているな。


義輝からのお言葉だそうだ…


近江国、若狭国、伊勢国、伊賀国、志摩国、大和国を返還しろと言い出しやがった!!


浅井の領地は北近江の三郡のみとする…


家臣たちの空気が変わる。

皆が皆、藤英を睨んでいる…


六角に近江国、若狭武田に若狭国、北畠に伊勢国、伊賀国、志摩国で世話になっている畠山に大和国か?

ふざけてるな…


足利幕府に味方する事は無くなったな…

元々無いが…


命令に従わない場合は幕府を敵に回す事になるそうだ。

畠山・三好の連合軍と戦になるとの事。


話を一通り聞いた後に領地の返還は丁重にお断りした。

三好の松山 重治とは書状のやり取りをしている。


畠山・三好の連合軍の話は無いな…


今の百地 丹波には三好を担当してもらっているがそのような話は上がってきた事は無い。


畠山の方も藤林 長門が担当しているがまだそのような話は具体的になっていない。


畠山 高政と六角 義賢と北畠 晴具と武田 信豊が主導権争いをしている。

4人は京周辺で【四賢臣】と呼ばれており、足利を支える者たちと持ち上げられている。

その中で誰が筆頭なのか…そんな事で争うなよ…


藤英に今回のこの提案は誰かと聞いてみたら、やはり高政、義賢、晴具、信豊の4名だと言う。


幕臣たちの扱いはどうか?と聞くと最悪だそうだろう。

そりゃ、痩せこけてるもんな…

4人に良いように扱われているそうだ。


異母弟の藤孝が浅井を説得する為に留まっているので久し振りに会って存分に話すが良いと告げた。


翌日、修練場に藤孝と藤英が現れた。

藤英は浅井が要求を飲むように説得を続ける為に滞在の許可をお願いしますとの事。


浅井の説得は大変だぞと俺は笑いながら滞在を許可し、もし人手が足りなければ同僚の幕臣を呼び寄せるのも有りかもなと告げた。


さて、修練でも始めるか!!

最近は武芸者軍団の半分は倒せるようになった!!


さき兄が今日は生き残ったと喜んでいるがいつまで浅井にいるのだろう?

一応、関白左大臣だから忙しく無いのかな?


聞くとさき兄に用事がある場合はは使いが来るからその時に戻れば良いとの事。

それを聞いたのでじゃあ、好きなだけ滞在してい良いよと伝えた。

さき兄が知り合いを呼んでも良いかな?

と聞いて来たからさき兄の推薦なら大丈夫だと伝えた。























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