織田 信長と同盟締結です。
尾張国の織田 信長から使者が来た。
浅井と織田の今後について、林 秀貞を送るので会談したいという内容だ。
ちょうど国友に行く予定なので熊浜城での会談を提案した。
熊浜城に到着したらもう秀貞が来ていたので予定より早いけど会談を始めた。
急がしてしまって申し訳ないと言われたが気にしないようにと言っておいた。
秀貞は清洲城で見た時と全く違っている。
あの時の秀貞は濁った目をしており、織田の事より自分の権力を大きくする事が一番の目的になっていたのだろう。陰気なオーラがバリバリに出ていたが今の秀貞は目が輝いていて生き甲斐を感じてる様だ。
……そのかわりに疲れが思いっきり顔に出ているがな…
疲れが溜まっている様だが?と尋ねても織田が尾張国を平定してこれからの織田が成長していく時に休んでいられないと言い放った!!
多分、会談が終わったらすぐに清洲に帰るんだろうなと思いながら、少しでも疲れを取ってもらいたいので秀貞に風呂を勧める。
秀貞が倒れたら織田が困る事になるからと説得して風呂に入ってもらった。
風呂上がりに井戸で冷やした牛乳も手配させた。
秀貞の準備が出来たと言うので会談を再開した。
顔から疲れが取れているな…良かった。
秀貞も風呂を気に入った様で風呂についてのトークで盛り上がった。
風呂を作る時はこちらから大工を派遣する事にした。
風呂に飲む、冷えた牛乳は最高だと言っていた。
気に入ってもらえるとこちらも嬉しいね!!
話を戻すとやはり織田は浅井と同盟を早急に締結したいとの事。
いきなり、ぶっちゃけたな…
こちらもぶっちゃけて行こう。
こちらも織田と同盟を締結を考えているが1つ問題があると告げる。
「市江島の服部 友貞の事ですかな?」
秀貞の言葉に俺は頷いた。
市江島は尾張国に属している。しかし友貞は浅井に付いているので本当の意味では信長は尾張国を平定してない事になる。
しかし秀貞は浅井が友貞を自由にさせなければ大丈夫と言うので
「では今、この瞬間から浅井と織田は同盟を締結した!!」
と俺は宣言した。まあ、この後書状のやり取りなどをしなきゃならないけどね…
その後、秀貞が信長が俺と【お市】との婚姻を提案している事を告げた。
婚姻を含めてしまうと同盟の締結が遅れてしまう恐れがあるので今回は同盟締結後に提案したみたいだね。
秀貞には婚姻の件は前向きに考えているが信長と直接会って話を進めたいと告げた。
それで会談は終わったので秀貞には浅井の名産品を大量に持たせた。
最後にはお風呂を作れる大工を派遣してくださいねと念を押していった。
秀貞が帰ったので早速、国友へ!!
職人たちに【焙烙玉】の試作を依頼していたが完成したと言う事で今回、国友に訪れた。
焙烙玉は導火線に火を付けて相手に投げて破裂する手榴弾みたいな物だ。
試作品を見てみたが思ったより威力が有りかなり使えそうだな!!
職人たちに向かってニヤリと笑うと職人たちもニヤリと笑う…
10発、焙烙玉を破裂させた後は意見の交換だ。
まあ、初見では防げないな…
投石機との相性が良いだろうから併用してみるか。
取り敢えず300の焙烙玉を発注しておいた。
各地で硝石の生産も軌道に乗っているので火薬も大量生産出来る。
焙烙玉の出来にウキウキしながら熊浜に戻ると男たちと治安維持隊の兵たちが揉めていた。
男たちの中には子供もいるが兵たちに怯えたそぶりも見せず、兵たちを睨みつけている。
源助が兵に何事か聞いてみるとこの男たちは尾張国守護代の織田 信賢の元家臣たちとの事。
今日、浅井と織田が同盟締結した事をもう治安維持隊の兵たちに知らせていたらしい。
その為、織田と敵対した者の家臣が浅井領内に入れたら問題になる可能性があるので対処していたそうだ。
2人の男が源助に話かける。
【山内 盛豊】と【堀尾 泰晴】と2人は名乗った。
【山内 一豊】と【堀尾 吉晴】の父親たちと言う事はこの子供たちが一豊と吉晴かな?
盛豊と泰晴は源助に迷惑をかけないからどうか浅井の領地を無事に通り抜けさせてほしいと嘆願している。
俺は2人に行く当てはあるのか?
もし行く当てが無いなら、俺に仕えてみるか?
と尋ねたら子供2人が
「ふざけるな!!何故、お前ごときに仕えなければならない!!ガキが舐めた口をきくな!!」
盛豊と泰晴が2人を【伊右衛門】と【茂助】と呼んでいるから間違いないな。一豊と吉晴だ!!
俺は伊右衛門と茂助の2人にお前たちには聞いていないと一喝して、改めて盛豊と泰晴に俺に仕えてみるかと問いかけた。
それを聞いた伊右衛門と茂助が勝負しろと騒ぎ出した…
そんな事を言い出した2人にお前たちと勝負して何になる?子供を打ちのめしても誰も凄いと言わないぞ!!
俺には勝負をする意味が全く無いと告げたら逃げるのかとさらに騒ぎ出す。
いい加減うるさいので伊右衛門と茂助の2人に殺気を放ち大人しくさせた。
三度、盛豊と泰晴に俺に仕えてみるか尋ねる。
盛豊と泰晴はお互いに頷き
「喜んでお仕え、いたしまする。」
と俺に頭を下げた。
そこに源助がため息をつきながら俺に
「こう言う時に名乗らないのは本当に長政様の悪い癖ですね。」
と言っているので盛豊と泰晴に【浅井 長政】と名乗った。織田との関係は気にするな!!と笑いながら言ったら2人とも引きつった笑顔をしていた。
あと、伊右衛門と茂助は教育するから俺の小姓として扱うと言うと喜んでいた。
伊右衛門と茂助は覚悟しておけよ…
皆を連れて熊浜城に行くか。
上野之助と半兵衛からしっかりと教育いたしますのでお任せを!!と言われたので任せよう。
予約掲載を失敗してしまいました。
申し訳ありませんでした。




