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九頭龍教占領地の奪還エピローグ

戦闘が終わり、事後処理が行われます。その中で姉妹は無事再会します。



――――――――



 戦闘が終わった通りを、四条一華は歩いていた。背には既に役目を終えた小銃を背負い、小烏造りの太刀は左腰に着けた黒漆の鞘に納められている。着ている黒いブレザーは、セーラー襟や裾等、所々が土埃で茶色く汚れていた。


 村を南北に貫く通りを歩く彼女は、幾つものバリケードや胸壁を避けながら中央広場まで進んでいく。幅10メートルも無い通りには突破された時に崩された俵や農具、土嚢等が散乱して雑然とした状況になっていた。その中を、解放された村人達や手空きの兵士達が片付けの作業に勤しんでいた。


 地面には戦闘の際に出来た多数の足跡や、通り沿いの家の壁には弾痕が刻まれている。中央広場を塞ぐ胸壁にも多数の弾丸の穴が穿たれ、薬莢が辺りに散らばっている。それらは戦闘の激しさを物語り、未だ掃除されていない多数の血痕はこの通りでの犠牲者の数を映し出していた。


 一華は崩れたバリケードを乗り越え、転がっていた桶をまたぎながら、村の中央広場へとたどり着いた。東西を結ぶ通りと交差する広場には複数の兵士達が通りとは別の作業に追われている。


 それを遠巻きに眺めている村人達が兵士に話しかけたり、家の軒先を貸し出して労ったりしている。漸く訪れた平和を皆思い思いに噛み染みている様に見えた。


 彼女はキョロキョロと辺りを見回し、手の空いていそうな兵士に近付く。彼は上等兵の階級章を着けた若い兵士だった。彼女より、軽く頭一つ分以上は背が高い。


「すみません、ちょっと良いですか?」


「ん? どうした? 民間人は……あぁ、そうか、君は……」


 年端のいかぬ少女が話しかけてきた事に彼は一瞬村人と勘違いするが、直ぐに彼女の服装と装備を見て彼女が何者なのかを察する。


「鉄道警備局機動隊、四条一華です。姉を……四条麗花を見掛けませんでしたか? 銀色の髪をしているので、わかりやすいと思います」


 色素の薄い銀髪の髪を持つ人間は秋津では少なく、そして何より四条の血を色濃く受け継ぐ人間にその銀糸の様な髪と白い肌が遺伝するとも言われている。


 兵士は顎に手を置いて少し考える様な素振りを見せると、数秒間そのままの状態で固まる。直後、思い出した様に顔を上げた。


「お、そう言えば君と同じ格好をした女の子が大隊長と一緒に村長の邸から出ていくのを見たな。確か、村の北側の門へ行ったような気がするぞ」


「そうですか? ありがとうございます!」


 一華はぺこりと兵士に頭を下げて、北側へと歩き出そうとする。その歩みを、二人の兵士達が遮った。


「おっと、すまないね」


 彼らはぶつかりそうになった一華に声だけで謝ると、ゆっくりと北門へと方向転換する。声だけなのは、彼らの両手が塞がっていたからだ。


 兵士達は協力して、一つの担架を担いでいた。突撃した二個中隊の衛生兵が持っている二人用の担架だ。二本の平行に渡された木製の棒に硬い布が緩く張られただけの簡素な造りをしている。彼らはそれに一人の人間を乗せて、運んでいた。


 人間は、味方の兵士では無かった。紅白の衣装を着た10代半ば位に見える少女が担架に乗せられ、運ばれている。その白衣の腹部や胸には何発もの穴が空いており、赤黒い血が彼女の白の衣服を染め上げていた。瞳は虚ろなまま、空を見上げている。両手は腹の上に乗せられており、短い丈の袴から覗く脚は弛緩したまま。太股まで覆う白く長い靴下も茶色や黄土色に汚れ、戦闘の結果を物語っていた。


 周りを見れば、その様な光景がそこかしこで拡がっている。作業をしている兵士達の殆ど全てが、倒れ伏す紅白の衣装の少女達の収容作業に追われていたのである。勿論担架だけでは足りず、民家から借用した戸板を使用している者や、中には二人でそれぞれ脇の下と太股を持ち、そのまま運んでいる兵士達もいた。


「敵とはいえ、哀れですね……」


「そうだな……俺も慣れているつもりだったが、あの敢闘精神には恐れ入った」


 主力同士がぶつかった中央広場には、未だに数十人の少女達が死屍累々と地に伏している。村の男達からも自発的に収容作業に名乗りを上げる者が何人もいて作業を手伝っているが、まだ全部を運ぶのには時間が掛かるだろう。


 既に死んでいる少女は北門の方向へと、まだ息がある少女は南門の方へと搬送されていく。


 兵士達や村の男達は何処か勿体無さげな表情で彼女達を運んでいた。無理もない。その全員が見目麗しく身体の凹凸や肉付きも抜群な美少女達であるのだから。一華は脇を通った兵士の一人の股間が膨らんでいるのを見て、顔をしかめた。


「あまり見てやるな。仕方ないことだからな。俺も任務が終わったら何処かで骨休めでもするさ」


「は、はい……そうですね」


 一華はそこで、彼の背後に気が付いた。彼の後ろの一角には10人程の少女達が武装を解除された状態で固まって座らされていた。皆、何か納得していない様な表情で兵士達を見ている。中には軽い怪我をしている者もいた。


「捕虜、ですか?」


「あぁ、最後の戦闘で20人程、集団で降伏してきてな。他で得た捕虜と含めて分割して監視してるんだ。いずれはしっかりとした施設に移送する予定だな」


 一華は兵士の話を聞きながら、少女達に視線を移す。赤い袴を穿いた少女達が大半であったが、その中に一人だけ紫色の袴を穿いた少女が混じっている。


 銀色の髪を後ろで大きく長いポニーテールに結んだ少女。彼女だけは他の少女達とは違い、何処か清々しい面持ちで空を見上げている。秋津に対する敵意や、篤い宗教心も無い様に思えた。


「君は探し人がいるんじゃなかったか?」


「あっ……は、はい! そうでした。重ね重ねありがとうございます」


 一華はもう一度ぺこりと深くお辞儀をする。そして銃の肩掛け紐――スリングを掛けて背中に背負っていた小銃がずるりと身体の前に落ちそうになって、慌ててそれを直した。


 その姿に苦笑する兵士へ最後に別れの挨拶を述べてから、一華は彼の下を離れる。


 中央広場を抜け、一華は北側の通りを歩く速度を早めて進み始める。


 敵の本陣に使われていた富農……この村の村長の邸が右手に見えてくる。既に白い陣幕は綺麗に取り払われ、緑の垣根と塀が元の姿を現している。


 門の前では村長と思しき初老の男性が数人の兵士達と話をしていた。大尉の階級章を付けた中隊長の手を握り、仕切りに礼の言葉を述べている。


 彼は第一中隊の中隊長だった。大隊長と共に最前線で戦っていた男である。彼は頭の後ろを手で掻きながら、恥ずかしそうに村長の厚い礼と賛辞の言葉に応えていた。


 彼女はその脇を通り過ぎ、北門へと一直線に歩を進める。


 早く姉に会いたい。その一心で彼女の足は早歩きから小走りへ。そして、駆け足へと変わっていった。



 村の北端に築かれた簡素な門を抜けた先には、一本道が北面にそびえる山々に向かって伸びていた。舗装は為されておらず、土と砂利が剥き出しの道であった。路面に傾斜が掛かり山道へと入るまで、道の両側には水田と畑、草原が拡がっている。水田は村の西側を流れる川から水を引いているのだが、今は収穫が終わったのか水は引かれていない。


 土が剥き出しになった水田を見下ろす道端の土手に、一華が求める目的の人物は体育座りで座っていた。


「お姉ちゃん!」


「一華……」


 一華の声に、麗花は彼女の方へと振り向く。少し驚いた様に近付く彼女を見上げていた。そのまま、麗花は立ち上がって一華を迎える。


「無事だったんだね」


「お姉ちゃんは無事じゃないじゃん!」


 開口一番、一華は麗花の服を指差して声を張り上げる。彼女の服が殆どボロボロに汚れており、返り血や自分自身が流した血で色も所々赤黒く染みとなって変わってしまっていたからだ。幸い、既に治療を受けていたのか袖から見える腕や白い太股には清潔な包帯が巻かれている。頬には薄いガーゼが張られていた。


「うん、でも大丈夫。あまり痛くないから。それよりも、一華が無事で良かった」


「それなら良いけど……自分の事を省みないの、お姉ちゃんの悪い癖だよ」


「本当なら、私一人だけが派遣されれば良かったのだけど……」


「それは言わない約束でしょ?」


 一華が麗花の口の前に人差し指を差しながら言うと、麗花は困った様に眉尻を下がらせる。


「ん……、そうだった」


 一華は溜息を吐きながら、麗花の隣に並ぶ。麗花の方が10センチ程背が高い為に、並ぶと姉妹だと言うことが良く解る。


 この姉の強さは一華自身が一番良く知っている。鉄道警備局機動隊の隊員の中でもその戦闘力は群を抜いているとも評されており、機動隊の切り札として単体で任務に当たる事も多い。そして、任務成功率は100%を誇っている。


 だが、そのせいか一人でなんでもやってしまおうというのが一華の心配する所であった。相手が複数だろうと銃火器等の飛び道具を持っていようと問題なく任務を遂行してしまうのだが、傷を負う事も少なくはない。重傷を負った事はないが、一度肩に銃弾を受けて帰って来た事もある。


「お姉ちゃんはもっと自分を労った方が良いよ。お姉ちゃんだけの身体じゃないんだからさ……」


「ん、ごめん」


「今回も傷だらけになって……痕が残っちゃうよ? 一緒に戦ってる私が言う事じゃないかもだけど……」


「……ごめん、気を付ける」


「本当に?」


 顔を伏せた麗花に、突然一華が首を回してその顔を下から覗き込んだ。姉を疑う視線が、一華から送られる。


「うー……」


「んー? どうなの?」


「ほ、本当に気を付けるから……」


「ほんとーにー?」


 麗花が視線を泳がせるが、一華の大きな瞳がそれを逃してはくれない。麗花は耐えきれなくなって、首を痛くなるほど回して一華から顔を逸らした。


「本当に本当! 気を付けるから!」


 麗花が顔を逸らしたまま、叫ぶ。彼女の寡黙なイメージとはかけ離れた大声に周りの兵士達が彼女達の方を向くが、年若い姉妹の姿に皆苦笑してまた元の『作業』へと戻っていった。


 数秒が立ち、一華は顔を逸らしたままの麗花が何だかおかしくなってクスクスと笑う。


「ふふふ……それならよし、かな」


「もう……」


 一華が笑いながら、麗花の顔を覗き込むのをやめる。半ばからかわれた事に気付いた麗花は、少し頬を膨らましてムッとする。それから二人は顔を見合わせて暫くの間、静かに笑い合った。


「何を見てたの?」


 今度は二人並んで土手に座り込んだ後、一華が言った。麗花の刀と一華の太刀は腰から外されて、彼女達の右脇に鞘を上にして置かれている。


「川の流れ、かな」


「川の流れ?」


「うん、綺麗だったから……」


 彼女達の正面には水田と畦道を挟んで、蛇行した川が右から左に向かって流れていた。河岸には取水口が造られ、途中の畦道をくり抜いて水田にまで注がれる水路が築かれていた。畦道は水路で一度切られ、上に橋が渡されている。だが、現在は取水口に設けられた水門が閉められている為に、水路に水は流されていない。


 河岸に近い畦道へは彼女達が座る土手の北へ向かう街道と垂直に交差する東西方向の道が造られ、そのまま畦道へと続いていた。道は二人が座る土手のすぐ近くが交差点になっており、兵士達が『作業』の為に行き交っているのが見えた。


「そう……うん、確かに綺麗だね。宝石みたい」


 土手の上から見下ろす川は、川面が高く昇った日の光に反射してキラキラと輝いていた。青々とした山と林、水田に囲まれた長閑な田舎の風景。自然と、心も穏やかになっていく。


 しかし、それでも彼女達の視界の端には戦闘という物が生み出した現実が映っていた。


 行き交う兵士達が運んでいるのは、死体。紅白の装束を着た少女達の亡骸が、次々と担架や戸板等に載せられて運ばれていく。目を閉じている者も入れば、半開きにして虚ろにしている者もいる。中には赤い縁取りの水干を着た少女も何人か混ざっている。皆、その羽織った水干を縁取りよりも赤く染めていた。


「一杯死んじゃったね……」


「うん、そうだね。でも、これも仕方のない事」


「それはそうだけど……」


 一華が運ばれている死体から目を背けながら言うが、麗花は表情も変えずに、まるで他人事の様にハッキリと言う。


「彼女達は、経緯はどうあれ敵。殺意を持って攻撃してくるのならば、こちらも容赦しちゃ駄目」


「うん、それは解ってるよ。お姉ちゃんにも、そう教えられたんだから」


 覚悟の違い、と言うものだろうか。麗花は敵とみなした者には容赦せず徹底的に排除する。そこに情の余地は挟まず、襲ってくる者の命を断つ事に躊躇いは無い。


 一方で、一華は麗花程には覚悟を持つ事が出来ていなかった。勿論、自分も戦場という場に身を置くからには敵に対する容赦の無さ……『殺す』という行為に相応の覚悟を持っているつもりだ。それが住民の安寧や鉄道の安全を脅かすものなら尚更である。それに、自分もそれら相手に油断して殺される気はさらさら無い。


 だが、出来るならば敵も助けたいな。一華は心の奥底でそんな事を思っていた。そこが、麗花とは異なる所であった。


 ただ、麗花にも例外はある。敵と認識しても明確な殺意や敵意を持たない者には命を奪うまでの事はしなかった。先程の水尾との戦闘が、そのケースに当たるだろう。


「北部地方の鉄道沿線も彼女達の意を受けた賊に被害を受けている。今は鳴りを潜めているけれど、いつかは討伐しなきゃならない」


「昔に比べて平和になったとは言え、まだ鉄道敷設に反対する賊とか出てるもんね……襲撃事件も起きてるし。上もそれが龍泉郷の、九頭龍教徒の仕業かも知れないって言ってた」


 麗花の淡々とした口調に、少し遅れて一華が答える。


 秋津の鉄道は今やこの北部の辺境地帯から、首都がある本州島中部、旧時代では東海地方と呼ばれていた南部、そしてヤマト連合が治める西部の西海地方にまでその路線を伸ばしている。特にこの地から更に北へと進み、小さな海峡を渡り北海に浮かぶ大島の大半を『カムイコタン王国』という国が治めているが、その国とは長年の友好関係を結んでおり、双方の間で国際列車を走らせる計画も進んでいる。線路の敷設も同時に進められ、今年中には路線が繋がる予定となっている。


 だが彼女達の言う通り、治安や反対勢力の問題もあり計画が上手く進んでいない実情もあった。反対勢力の元締めである龍泉郷を完全に征服するという過激な案も出されたが、西国情勢の事もあり実現には至っていない。襲撃事件も以前より確実に減っている為、現在は沿線に一定間隔で鉄道警備局の部隊を配置するのみにとどまっている。


「あれ、そう言えば大隊長さんと一緒だって兵士さんが言ってたよ?」


 ふと、一華が思い出した様に言う。


 すると、麗花は河岸の近くを指差した。


「少し立ち話したけど、今はあそこに。敵の死体の数を数えてるのと、処理方法の議論」


 河岸の付近、畦道の上に数人の将兵が立っている。その中心にいる一番背の高い、大きな身体をした将校が大隊長その人だった。


 そして彼らが見下ろす先。水田から程近い場所にある空き地に、大量の九頭龍教徒の少女達が並べられていた。それは彼女達を運ぶ『作業』をする兵士達の終着地点と折返し地点であり、何十何百という年若い少女達が肩を寄せ合う位緊密に並べられている。ざっと見た限りでも、200人は軽く超えているだろう。


その全員がうら若き10代半ばから後半と思われる少女達である。皆揃いも揃って容姿は抜群に良く、普通に暮らしていれば見惚れる男も多いであろう。しかし、残念ながら秋津軍から見れば彼女達は全員『敵兵士』に他ならなかった。


 また胸の発育度もやはり皆一様に豊かだった。中にはそれほどでも無い者もいるが、殆ど例外の様なものである。通常ならばその様な発育度には個人差がある筈なのだが、その原因は解っていない。


 また一人、二人の脇を担架に載せられた少女が兵士達に担がれて通り過ぎる。


 一華は、その様子を憮然とした表情で見送った。


「あんなにやられちゃって……もっと早くに降伏してくれれば、皆もっと生きられたのに」


「それが彼女達の譲れない信条だから。だけど、それを受け入れる訳には行かない。さっきも言ったけど、彼女達が襲いかかってくる敵であるならばこちらもバッサリと切り捨てる事も大事」


 見送る先、二人の秋津兵に運ばれる少女は、赤い縁取りの水干を羽織った分隊長クラスの少女だった。黒い髪は肩程で切り揃えられ、形の良い眉にきりっとした大きな黒い瞳。整った顔立ちは綺麗なままだったが、その瞳は半分開いたまま動いていなかった。赤い縁取りの水干の胸には、3発の銃痕。それが恐らく致命傷となったのであろう。


 元は水尾の副官を努めていた伊泉と呼ばれていた少女。その末路は物言わぬ屍となって少女達の列の端に並べられるという最期であった。


 他に後から運ばれてくる少女はいない。どうやら彼女が最後だった様で、『作業』に当たっていた兵士達も一仕事終えた様に皆一息ついていた。


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