今週のワンシーン
『さて、始まりました。今週のワンシーン。読者の皆様には何の事か分からない。などと疑問が大層ある事でしょう。ズバリ!簡単に言えば、良くあるワンシーンや無いワンシーン、何でもござれでおおくりします。実況兼司会役は、私Jが務めさせて頂きます』
[無い事はいらないだろ!]
『今のはガヤ担当のGさんです。自己紹介まで待てないなんて、良い大人のする事ですか?』
[大人だよ!それと俺の担当はツッコミって話じゃなかったのかよ!]
〈少し静かにしたまえ。我輩の出番が来ないじゃないか〉
『はいっ今のが解説担当の・・・お名前は何でしたか?』
〈我輩は解説担当マンである。名前はマンである〉
『無駄にキャラ作らなくても大丈夫ですよ。読者の皆様には分かるようになってるんで』
[俺の話しは無視かよ!]
『では最後になりましたが、ナレーション担当のNさん!』
「初めまして。私はナレーション担当のNです。よろしくお願いします」
『Nさん、すみませんが私とキャラ被るので、アタシとかに変えてもらえませんか?せっかくの紅一点なんですから』
[キャラ作らないとダメなのかよ!さっきと言ってる事違うじゃないか!]
『さすがですね!直ぐにツッコミするなんて私にはできませんよ。Gさんがガヤに選ばれただけはありますね』
[ツッコミって言ってるのに、わざわざガヤに変えるな!]
『それでは自己紹介も終わりましたので、そろそろVTRに行きたいのですが、マンさんからは何かありますか?』
〈今回のワンシーンは、良く使われる場所が舞台である。皆も一度は見た事あるのではないだろうか?〉
『そうなんです。やはり初回という事で、皆様にも分かりやすいワンシーンを用意したんです』
[そんなの良いから早くVTR行けよ]
『出番無理矢理作らなくても大丈夫ですよ。Nさんを見習って欲しいですね』
[ちげーよ]
「いえ、わた・・・アタシは着いて行けないだけなんで、気にしないで下さい」
『ダメですよ?VTRが始まればNさんの仕事何ですからね』
「頑張ります」
〈我輩の出番がないから早く進んで欲しいのである〉
『マンさんからも苦情が来たところで、早速VTRどうぞ!!』
「ここは日本の何処かにある、高校の屋上。夕暮れになり『すみませんがスットプで』あ、はい」
『Nさんそんな長くしなくて結構何で、簡単に纏めて下さい。夕方、学校、屋上、男子生徒、先輩女子、告白、要点を簡単にして伝えるように。作者さんからの要望なんで』
〈さっきのでも大丈夫だろ?読者さんに伝わらないと意味ねーだろ!〉
『では気を取り直して続きをどうぞ!』
「高校の屋上、夕暮れに照らされ向き合う2人の生徒。男子生徒は、憧れの先輩である女子生徒を呼び出し、今!まさに告白する。果たして結果はいかに?」
『はい、ありがとうございます。読者の皆様も色々知っているので、それくらいで十分伝わっていると私は信じます。今回はこの後どうなるかと言う話しなので大丈夫でしょう』
〈我輩は想像出来なかったのである。高校時代は1人だったから・・・〉
[マンさん大丈夫かよ!なんか始まって直ぐに転けてるじゃねーか]
『大丈夫です。VTRあるとして進んでいるので、想像出来なくても映像があるので大丈夫です。ちなみに屋上まで走って男子生徒は来てましたが、関係ないので描写には含まれていません』
[それ重要じゃねーか!遅れそうになったとか、逆に慌てて来たのに既に先輩居ててビビったとか、展開がぜんぜん違うだろ!]
『ガヤ担当のGさんが、ゴキブリの如くしつこいので私は降ります。お疲れ様でしたー』
[え?おい!待てよ!途中だろ?マンさんとNさん、ちょっともたしといて下さい。Jさん連れ戻しますので]
〈我輩にそんなトーク出来るはずないのである〉
「アタシもちょっと無理ですね。今回はとりあえず告白は上手く行くってオチで良いですかね?」
〈我輩には決めれない。しかし、他に案も無いのである〉
「では、今回の結末は!告白大成功でしたー!パチパチ」
〈ぱちぱちである〉
「次回があれば、Jさんもきちんとして頂けると思いますので。今回終了ということで!また来週!」
〈我輩は、もう終わりで良いと思うのである〉