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第5話 揃った

「明日香ー。」

明日香と千尋は戦いではなく喧嘩をしていた。何の喧嘩だよ。

「うるさいババア。」

「黙れブス。」

うわー、低レベル。

「何の喧嘩だよ。」

凛が答えた。

「私はブスだとかブスじゃないとか…。」

「あなた誰?」

そうか麻美は凛初めてだもんね。

「関凛です。てか覚えてないか…。」

「覚えてないかって私を知ってるの?」

「ええ。別世界でね。」

麻美は不思議そうな感じがした。

「ハーハーハー…、もう止めようか。」

喧嘩やっと止めたよ。

「んで、千尋。あんた何のために麻美を誘拐したの?」

明日香がしかめっ面で質問した。

「この娘を捕まえれば原田優希が来ると思ってね。」

「どういう意味だ?」

「あなたを探していたの。あなたも将軍を倒したいんでしょ?私たち一緒に戦わない?」

「はあ?何であんたと仲間にならなければいけないの?」

「明日香、少し黙ってろ。...良いよ。人数は多い方がいいしな。」

千尋も一緒に戦うことになり私たちは仙台に住むことにした。I山に向けて。



次の日、僕と千尋はデートに行った。只の買い物だけど。

「私感じるよ。明日香、優希のこと好きみたい。」

「いきなり何を言うんだよ。」

「明日香と出会って何年?」

「10年以上かな。国際警察になるまでずっと一緒だったから。」

「別世界では麻美と結婚してるの。意外でしょ?」

「凛も言ってた。てか千尋も凛と同じ世界から来たんだな。」

「麻美も誘拐したとき、ずっと優希の名前を呼んでた。」

帰る途中の足が止まった。

「どちらを取るのか。見ものね。先帰ってるよー。」

僕は女の子と付き合ったことがなかったから敏感なのかも。でもどの道、将軍を倒した後にでも結婚はしたいかな。プルルル...プルルル。

「もしもし。」

「おー優希。俺だ。」

「おー俊。どうかしたか?」

声が変わった。

「将軍の手下たちが仙台に来た。気をつけろ。」

「分かった。」

「いつ乗り込むんだ?」

「手下が来るんだろ?早々動けないよ。」

「その中に塁がいる…。」

え?塁は俺の親友だ。何で?

「来週には俺も仙台に合流する。またその時に連絡する。じゃあな。」

プツッ...プープープー。



「おかえり優希。遅かったね。」

明日香が料理していた。

「ああ…。」

「どうかした?」

台所で小さな声で明日香に話した。

「塁が将軍の手下にいる。」

「塁が…?」

「ああ、でも大丈夫だ。俊が来週合流する。」

「何で塁が?嘘でしょ?親友なのに…。」

「俺も同じ気持ちだ。」

後ろから麻美が声をかけた。

「何してるの優希?」

「ん?何でもないよ。ご飯何かなって。」

危なー。   続く

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