三話 目覚める『魔王』
えーととりあえずかきました!
ほんと戦闘描写ってむずかしいんですねー。
自分でもよんで場面が思い浮かぶかやってみましたがこれでは無理でした。
他の作家の方たちを尊敬します。
とまぁ個人の話はおいておいて今回はそろそろねぼすけな魔王を目覚めさせようかなと。
展開の速度が早いので内容が薄いです。
まぁ普通に書いてもたいして変わらないと思いますけどね?
いやぁ・・・がんばろう
三話 目覚める『魔王』
side miyuu
僕は東の森にいる。あのあと「どうするか」と考えたとき諦めると言う選択肢を選ぶわけにはいかなかった。
一旦戻って仲間を募るのもいいかもしれない・・・でもそれはデメリットしかない。
誰がスキルも使えないやつとくむというのか
それにわざわざ戻っていたらせっかくみんなよりリードしてるこの時間が無駄になる
戻っても戦闘フィールドに出る奴はもういないかもしれない
幸い初期のモンスターならスキルがなくてもなんとかなる・・・はずだ。実際βのときはやれないこともなかったらしい。
ただしそれは西の草原の話である。東での情報はなかった・・・それでも僕は進むしかない。
と覚悟を決め直してる間にモンスターを見つけた。
緑色の肌に身長一メートルほどの醜悪な顔をした小鬼・・・ゴブリン
(ゴブリン!?・・・よりによってゴブリンか。初めての戦闘の相手にしては荷が重いな・・・・ここは逃げた方がいいか?)
と腰を浮かせ前方をのんびり歩いているゴブリンに気づかれないようにそっと移動する・・・いやしようとした。
ゴブリンがこちらを見ている・・・
移動しようとした段階で嫌な予感がした僕は前方のゴブリンに気づかれることを承知で右に全力で転り起き上がってすぐに自分のいたところを見ると・・・
「ゴブリン!?な、なんで・・・!?」
自分のいたところに手に持った木製の棍棒のようなものを叩きつけているゴブリンがいた。
(そうか・・・ゴブリンは複数体で行動する・・・・・いやそれにしたって最初のステージでこんな知性的な行動をとるか!?開発スタッフクリアさせるきあんのかこれ!つまり前の方にいたあいつも最初から僕に気づいていた?囮・・・ほーんと勘弁してくれよ。)
と自分も最初に配られた片手剣を鞘から抜き払い構える。
(今さらゴブリンが二匹だけだなんて楽観視はできないな・・・初期の片手剣スキルなら切り払いの動きをする【シュラフ】があるから一応は対応できる使用なんだろうけど・・・通常のスキル補正無しの切り払いじゃ牽制にもならないだろ・・・これは初っぱなからピンチか?)
徐々に距離を詰めてくる二匹のゴブリンに剣を突き出し威嚇しながらじりじりと後退する・・・と後ろから草むらが鳴る音が聞こえた。
(三匹目・・・)
と体を反らし後ろからきた棍棒を避けるとそのまま目の前で片手・両手鎚用叩きつけスキル【スタブ】の技後硬直を受けているゴブリンに向かって剣を突き出す
剣の直撃を受けてノックバックしているゴブリンに再度突きを入れ切り払いからの切り返し・・・一連の流れの最後としてそのまま一回転して切り下ろし・・・
すべてを流れるように決めてそのまま後退
(他のゲームでいやと言うほど鍛えたから剣の自信はあるけど・・・いかんせんスペックがなぁ・・・今の五発を全部直撃させても殺しきれないとか・・・先が思いやられっ!?)
とさっきまでゆっくりとした動きで距離をつめていた前方のゴブリン二匹が一斉に飛びかかってきた
(数で勝負ってわけかい・・・とあぶな!?)
前方二匹の攻撃をいなしながら後ろの一匹が隙を見て放ってくる一撃をかわす
「くっそ!こいつら・・・くっ!おっ!・・・うらぁ!!・・・っとほんとあぶねえなオイ。」
前方の一匹の攻撃を後ろからの攻撃とぶつけるように反らしスタンしている二匹をしり目に前方のもう一匹とつばぜり合う
力では勝てないのでそのまま蹴っ飛ばして足元でスタンから抜け出したばかりの二匹をまとめて切り払う
先ほど五連撃をきめた三匹目のゴブリンは今のでHPがつきたのか動かなくなった
「・・・さってさて・・・・・かかってこいよちびども。」
とゴブリンどもが興奮しだした。
言葉が理解できたわけでもなかろう・・・おそらく仲間が一匹やられたから怒っているのだろう・・・と信じたい
(いやほんとどんなAIで制御されてんのこいつら?これでただのプログラム行動とかだったら笑えるわ・・・・・・ほんと余裕ぶってらんないなぁ)
意識をゴブリンからはなさずその右手にもつ剣をチラリと一瞥する
(打撃武器と真っ向から打ち合うにしてもこの初期の剣じゃ心もとないな・・・耐久値ももう半分きってるし・・・・もともと使い捨てってことか)
視線をゴブリンの方に戻して再び牽制しながら移動を開始する。
摺り足で移動するにしても森というのがこれまた厄介だ。お陰で足下にも気を配らなくてはならない。
(木の根に躓いたところを袋叩きなんて洒落にならん。
・・・それにいつまでもこうしてるわけにもいかんしな、他のモンスターまでタゲ取りしたらめもあてられないし・・・ここは一か八か・・・)
剣を構え直し
「攻める!!」
まだダメージを与えていない方のゴブリンに狙いを定めて突進突き
分かりやすいモーションだったが不意をうてたのか直撃はしないまでも当てることはできた
と突進のエネルギーを殺さず逃がすように前に進む
するとさっきまで居たところに棍棒が叩きつけられる
(また【スタブ】か・・・ちくしょうスキルなんか使いやがって・・・・・・僕なんか・・・)
「僕なんか何も使えないんだぞちくしょう!!」
とそこで体を反転、突進のエネルギーを殺して目の前まで迫ってきたゴブリンに袈裟斬りをおみまいする
追撃をキャンセルしてバックステップ。目の前に降り下ろされた棍棒を握る手目掛けて剣を振るう
ゴブリンが急いで手を引くも棍棒を弾き飛ばすことに成功した
(よしあとはもう一匹をノックバックさせ『ッ!?』)
武器をまだ持ってるもう一匹のゴブリンを先に片付けようと駆け出した瞬間後頭部に衝撃が走った
重心を前に置いていたのでそのせいで転んでしまう
「いっつぅ・・・な、なにが?」
と振り返って見るとそこには何かを投げたモーションをした四匹目のゴブリンと地面に転がる棍棒を拾おうとしている無手のゴブリンがいた
(三匹の群れじゃなく四匹だったのか!?)
「僕が弾いた武器を投げて・・・クソ!!」
と起き上がるまもなく囲まれてしまう
(まずいまずいまずい!!立ち上がった勢いで一点突破?いや無理だな。力で勝てない以上突破には少し時間がかかる。その間に後ろから袋叩きにされて終わりだ。さっきみたいに三匹同時に相手をするにしても剣の耐久値が・・・)
と考えてる間にも包囲網は狭まっていく
(くっ!どうする!かんがえろ僕!!飛び越える?ダメだ僕のAGIじゃ打ち落とされる!フェイントで突破?これもダメ!ゴブリン同士の間隔がそこまで広くない、それに突破できてもまた棍棒が飛んでくるだけ!)
遂に包囲網がmiyuuにたどり着いた
「く、くそぉぉぉおおお!!!」
叫ぶやいなや飛び起きそのままの勢いで剣を下段から切り上げようと
「がぁっ!!」
・・・したところで後ろからゴブリンの【スタブ】が直撃した
ゴブリン達も初めてのヒットに興奮している
そこからはまさに袋叩きといってよかった
剣で斬りかかろうとすればスキルがとんできて中断され防御していても数の暴力により防ぎきれずにそのままいくつかが直撃する。
・・・またゴブリンが棍棒を振り上げ、渾身の力で降り下ろした。
それを剣で防ぐ・・・しかし遂に剣は甲高い音をたてて消滅した。
「なっ!?・・・くそが・・・・」
所詮初期のスモール系武器は町で装備を買うまでの間持たせ品なのだ
ぶっちゃけ町で売っている剣でも初期所持金で十分買える
なので正直この剣は武器とはいえない
攻撃力も耐久値もこの世界の武器のなかでも類を見ないほどに低い
ならなぜ僕は武器を買ってこなかったのか
理由は簡単。
急いでいたから。
(僕も焦ってたのか・・・)
冷静になれてたようでなりきれていなかった
もちろんそれいがいの理由もある
単にゲーマーとして無駄なところで金は遣いたくなかったから
ネットの情報と自分のこれまで鍛えた剣の腕から初期の武器でも一日は持つと考えたから
今ここで武器を買ってもすぐに攻撃力不足で使えなくなる
だから今日一日の様子で最低限の金で使い捨てにするつもりで装備を整えるつもりだったのだ
その最低限の金の微妙なさじ加減を『情報としてはしっていても経験していない』故に自分でモンスターと戦ってから決めることにしたのだ
今日こんなことになったのもネットでひどい武器と呼ばれていたコレのことをここまでとはおもっていなかったこととゴブリンの罠に掛けられたとき、自分の力を過信して戦ってしまったことである
確かに逃げていてもダメージは受けただろう
しかしそれでも逃げ切れていたはずなのである
なんだったら一匹倒した時点で引くこともできた
ゴブリンが3~5匹の群れで行動するのもわかっていたのに・・・この事態を招いたのは冷静になりきれなかった自分のせい
(あーぁ、ほんとに僕ってやつは・・・ダメダメだ。
まぁよかったことと言えば誰かを巻き込まずにすんだことか・・・)
棍棒が僕に向かって降り下ろされる
ゴブリンは何が楽しいのか気色の悪い顔に出会い頭にはなかった愉悦の色を浮かべていた
ほんとどんなプログラムなんだか・・・まさか・・・・全部AI制御だったりすんのかな?
ハハハあり得なくもないか、ここまですごいことしてくれた会社だしな。
ハァ
「ちくしょう」
『カチッ』
死にたくないよ、なんでこんな簡単に・・・なんでこんなバグごときに・・・負けたくない・・・『カチッ』・・死ぬにしてももっと戦って死にたかった・・・なにもできないで終わるだなんて嫌だ!!せっかく決めたんだ!
まだだ!!こんなところで安く死んでやるもんか・・・『カチッ』
「え?」
いやというほど静まり返る森に僕の声が響く
正直モンスターが来るからやめ『カチッ』てほしいのだがそんなことは今はどうでもいい・・・これ・・・どうなってんだよ・・・
「な、なんで・・・ゴ『カチッ』ブリンが・・・・動いてない?」
そう、ゴブリンが降り下ろしたはずの棍棒はmiyuuの目前で停止し『カチッ』ていた
『カチンッ』
世界に響く時計の針の音・・・しかしその針すらもう動かない
「な!?・・・どういうことだよ・・・森が・・・・・・森まで止まった?」
落ち葉が空中に静止している
常に動きの絶えないフィールドの動きが今・・・停止した
「なにが・・・!?」
この場で起きた変化は2つ
1つは時が止まったこと
2つ目は・・・miyuuが光だしたこと
「な、なんなんだよこれ!さっきからいったいなんなんだよこれは!!!」
光はだんだん強くなっていき気がつけばmiyuuは光の柱にのまれていた
【職業:『魔王』】【称号:『ラスボス』】【クラウン:『終焉呼び込む破滅の魔王』】を獲得しました
職業効果によりステータスパラメーターが自動で変化します
スキルセットの最大値が変化します
スキルが自動設定されます
職業、称号、クラウンを固定します
はい!いかがでしたでしょうか?
まぁ見切り発車な感じで始めたデスゲームノ王ですが少しずつ・・・ほんとに少しずつお気に入りやユニークが増えて来ました。嬉しい限りです!
稚拙な作品になりますがよろしければコレからも見守っていただけたらなと思います。
さて次回なんですが話は進めません。
これまでの説明不足なんかを説明させていただきたいと思いまして説明会になります。
まぁ他の作品ならとばしても問題ないと言うのかもなんですが僕のは不自然さが限界を越えてるので一応見ていただけた方がそれいこうをより楽しんで読んでいただけると思います。
というわけで続きはそのあとからとなりますね。
よろしければコレからも見てやってください
おねがいします!