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デスゲームノ『王』※お受験凍結中  作者: 野菜連合
一章 ーー始まりの町《プロローグタウン》ーー
15/55

十三話 ラッキーガールと『勇者』様

最近気がついたことなのですがmiyuuの年齢設定ミスってました。大変申し訳ないです。

ミスっていうか自分の中では完璧に高校生として書いてたのにちょっと読み返すと中学生だって明言ちゃってるんですよね(笑)

セイネというキャラクターにたいする主人公の心理描写で中学生ではないような感じのニュアンスの発言をさせてしまっていたのですがそこは不自然かと思いますが流してくださればと。

一応再度明言しておくと主人公は中二です。こんど簡易にキャラ紹介入れてその時に再度各キャラについて説明し直しますね!

では本編どぞ!


↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

案の定設定ミスが起きました変更します

主人公は高1です

十三話 ラッキーガールと『勇者』様



side miyuu


僕はキラに渇を入れられたあと町に戻ってきていた。

ちょっと特殊なやりかたではあったが・・・

当の本人はまだ森にこもっている。せっかくきたんだからということらしいが・・・森で銃は使いやすいのか?

まぁ他にもキラが僕をつれていこうとしたりキラが後ろから襲いかかってきたりキラがうるさくてしかもボスのモンスター避けの効果が切れて大量のモンスターが流れ込んできたりと色々あったがまぁなんとか無事に戻ってこれた。一応宿をとっていらないモンスターの素材を売却したり武器を買うためにも今一度ゆっくりと町を散策することにする。まだプレイヤーが店を持ってるとは思わないが仮にあるのならば一度見に行ってみよう。

いくらモンクといえ・・・というかモンクだからこそ籠手や手甲、足甲が必要だろう。

そんなのがもちろん普通のNPCの店に売ってるとは思えず鍛冶系プレイヤーにつくってもらうしかない。

あとはこのたまったポイントをどうするかだが・・・一つ気になるのだ。

僕のスペシャルスキル、邪属性魔法のことなのだが・・・最終的にはアバター情報を欠片も残さず消滅させられるそうだがそれならステータスは弄くれるのか?いや無条件MAXとかにすることはできないはずだ。ブラスもそんな弱点の無いチートを入れるはずがない・・・でも例えば僕のINTの値のうち100をSTRに移すとかは出来るのではないか?あまりチートは好きではないがコレなら必要なとき以外は周りに合わせたステータスにすることができる。

・・・あった。ステータス変動スキル【ムーブポイント】・・・でもなぁ・・・チート云々の前にあまり使いたくない。

僕はすでにステータス偽造スキル【ライアーマン】を使っているがこれは常時発動扱いなのだ。MPこそ払うのは使ったときだけだが常に使い続けているお陰でスキルのレベルが上がり続けている。

微々たる数値とはいえこれはあまり好ましいことではない。

正直僕もこのスキルには助かっているがそれでもデータの削除や破損というのはあまりよろしくない。

ましてやさっきのボスの時のようにまた暴走する可能性がある僕としてはあまり凶悪なスキルは恐ろしいだけである。

だから正直【ライアーマン】ですら発動をやめたいぐらいなのだが・・・まぁこれは仕方がない。それに【ムーブポイント】は常時発動ではないようだし・・・とりあえず偽造したステータス通りの値にして余ったポイントは振り分け可能のポイントとして残しておく

スキルポイントのほうはとりあえず策敵と徒手空拳に二分して振っておく。

そうして僕は日が真上に来た町に紛れていくのだった。


~~~~~~~~~~~~


気分は上々懐も温かい。コレつまり最高ナリ・・・すんません嘘ですおなかがすいてるので美味しいものを食べるまで最高とは言えません。え?ずいぶんと安い最高だなって?安く最高が買えるならいいじゃないですか。お金は大量の素材のうちいらないものを売ったら沢山貰えました。というわけで露店を見て回り焼き鳥のようなものを数本買っていく。ちなみに僕は以外と大飯ぐらいだ・・・現実での最後の食事はパンだけだったけど・・・っと食べあるきをしていると誰かに当たってしまった。今のステータスは僕も人より多少優れている程度なのでさすがに数歩後ずさる・・・ぶつかったのはキラに負けるとも劣らない幼女・・・というほどでもないか。たぶん中学生。


「あ、ごめんね。大丈夫だった?」


焼き鳥を左手に抱え右手を転げている女の子に差し出す。女の子はその手を払い僕をにらみながら告げる


「触らないで!全く、何で男ってこうそういう考えしか持てないのかしら」


立ち上がって土を払いながらぼやくとすら言えないような声量でぼやく

え?・・・あぁ・・・そういう子なのか。


「ごめんね?そういうつもりは無かったんだけど・・・あ!お詫びといってはなんだけど・・・これ、食べる?」


といって払われた右手を左手にもつ袋につっこみ焼き鳥を取り出す。厳密に言うと名前は違うらしいがそこまで詳しく見ていなかったからもう焼き鳥でいいや。


「なに?今度は物で釣ろうって訳?ほんっと!男って卑しくて小賢しいわよね。」


ここまでボロッカスに言われるとむしろ清々しい。さすがにひきつる口許を右手の焼き鳥を口に持っていくことで隠す


「あんた人としゃべってるときに物を口に入れるとかなめてるの?謝罪もまともにできないだなんて・・・人としての位が知れるわね」


鼻で笑いながら言ってくるが正直その通りなのでなにも言えない


「あはははは、まぁそれもそうだね。とりあえず本当にごめんね?」


「そうね、これからはちゃんと前を見て歩くことをお勧めするわ変態17号さん?それじゃあね」


そういって返事も待たず僕の横を通り抜けていく女の子・・・


「17号?」


僕は変態といわれたことよりその後に付随していた数のほうを気にしていた・・・っと急がないと今日中に終わらない量の作業をまだ残していたんだった。

残る疑問をそのままに僕はまた食べ歩きを開始した

既に使いそうにない素材は売ったのであとは町の見学兼武具防具系統の調達か。

他にも普通必要なポーション等も買う必要があるだろう。僕らこれから普通のプレイヤー達と同じように戦うのだから。前までの圧倒的なステータスは封印だ。

・・・なんかこれ熱血漫画でいう自分の力をあえてセーブして戦うみたいな感じになってたりする?

といきなり盾の前で剣と槍が交差している看板を見つけた。


「幸先良いな。珍しく、非常に珍しくついてるぞ僕」


若干テンションが上がったので看板のしたへと駆けていく。まぁ露店じゃなくて店を構えてるってことはNPCの可能性が高そうだけど・・・てか絶対そうだけどーーー


「ーーーっとと!!」


また誰かにぶつかってしまった。俯きながら歩いたのが悪かったのか・・・


「あっと・・・すみません」


「あぁ、いやいや構わないよ。こちらこそこんなところに突っ立っていて迷惑だっただろう?」


相手が優しい人でよかった・・・けど・・・この人・・・


「いえいえそんな・・・前をみずに突っ込んだのは僕ですから」


「そういっていただけると助かるよ。でも気にしないでね・・・ん?ちょっと失礼」


そういって僕の顔を覗いてくる少年・・・というかパッと見同い年の男。この少年も少年で顔に調整した痕跡はみられないのに大層なイケメンだ。カズマのように野性味溢れるとかアルフレッドのような彫刻のような美しさとはまた違う・・・純粋に年相応の爽やかさ溢れる顔。

そんな少年は眉間にシワを寄せてなにかを考えているかのようn『あぁぁぁぁぁっ!!!』ーーーなにさ。


「悠哉!!」


ガシッと僕の肩を抑え込んで叫ぶ謎の変質者。

・・・てかさらっと他人の本名晒すなや


「誰?」


ついつい声を低くして返してしまう。そりゃまぁ初対面でいきなり本名を晒されるのは愉快じゃない。ただでさえ僕のことをmiyuuだと知ってる奴等がいるのにそいつらに本名を知られるというのは大変困るのだ。

てかなぜこの変質者は僕の名前を知っている?同級生・・・ということはないだろう。いくら現実のことには無頓着だった僕とはいえこんなイケメンならすれ違っただけでもしばらくは忘れることができないだろうし何より噂になっているはずだ。でも僕はそんなの聞いたことがないしおそらく同級生ではない。

それいがいに現実での繋がりなんて親族系統しか持ち合わせていない僕だ。同級生でないということはつまり・・・ストーカーとかその類いなのだろうか?


「僕だよ!カケルだよ!」


・・・カケル?・・・・・・ん?聞いたことがあるような無いような・・・誰?


「・・・ひょっとして・・・覚えてない?」


・・・覚えてないな。まったくかけらもこれっぽっちも記憶に存在していない・・・いや聞き覚えはあるから存在してるな


「対人関係にたいしてはどうも記憶力が弱くてね。」


目の前で嘆息をひとつこぼすイケメン。


「そりゃまぁそんなやつだってのは知ってたけどさ・・・だからって親友のことを忘れるかね普通。」


ん?親友?・・・あぁ!いたなぁそんなやつ。家が近くて幼稚園の頃から僕が引っ越す小学校3年までずっと俺に付きまとい勝手に親友を名乗りゲームをやりたい僕の邪魔をするうざいやつ。そういえばそいつの名前もカケルだったか。


「お!思い出してくれた?」


間髪いれず答える僕


「いやまったく」


答えを聞いて脱力したのか知らんが突っ伏すストーカー。え?なんでストーカーなのかって?だからちっちゃい頃付きまとわれたんだってば


「冗談だよ思い出したよ」


とたん元気になってキラキラさせた目をこちらに向けてくるストーカー


「お?ほんとか?」


「あぁ。お前小3まで僕に付きまとってたあのうざいやつだろ。」


再び地面に突っ伏すストーカー。ツーダーウン


「ほんとに君は変わらないなぁ・・・」


地面に突っ伏したまま感慨深そうに呟くストーカー・・・踏んでやろうか

いざ実行に移そうと足をあげたところでまたストーカーが話しかけてきた。


「久しぶりだね、悠哉。」


・・・足を地面に下ろして言葉を返す


「・・・別に・・・あとここではmiyuuだ。本名で呼ぶな。」


体を起こしてついてもいない汚れを癖なのか払ってから立ち上がるカケル

その顔にはりついた表情はさっきから苦笑いで固定されている


「本当に変わらないよね、君は。」


「うるさい。・・・てかなんでお前がここにいる?たしかお前ゲームはやらなかっただろう。」


「あー・・・それはほら。ゆう・・・ミユウが引っ越したあとに買ってみたんだ。ゲームなら遠くにいてもまた遊べるだろう?まぁ結局ミユウは連絡くれなかったけど・・・」


・・・言葉を返せない。確かに僕にもこんな風にいってくれる友人がいた。それはこいつだけじゃない・・・何人も、何人もいた。それはこいつがみんなの真ん中にいていつも僕をそこに引っ張っていっていたからだけれど・・・それでもやはりみんなは友達でこいつは確かにちゃんと僕の親友をやっていたと思う。なぜこいつが僕にこだわったのかはわからない。でも僕からしたらそれが不味かった。みんなは友達で僕だけが親友。

みんなとは仲がよかっただからこそそれを分けた彼はだんだんとみんなの中で浮き始めたのだ。みんなもそんなつもりはなかったのだろう。ただ単に疑問に思っただけのはずなのだ。

しかし僕は気づいた。みんなよりも早くにネットにふけりそういった他人の心の機微には敏感になっていた僕は気づいてしまったのだ。それはとてもおかしなことなのだろう。変に理解できるだけの頭があったから僕は何とかしようと思いなにかできるだけの頭がなかったから何もできなかった。それはとても危険なことでとても余計なことだった。

彼は多少皆から浮いていてもそんなのは問題にならない存在だったというのに僕は一人で勝手にそれを問題にしてしまった。ありもしない架空のソレにたいして僕は丸々一年挑み続けた。・・・結果はどうにもならなかった。だから僕はさらに焦った。そこに舞い込んだ転校の話・・・非常に残念なことにこれは利用できると思えるだけの頭があったのも問題だ。

これをきに僕はそれまでの友人関係をたつことにしたのだ。そして僕はおそらく人生で初めて独りになった。いやいや親はいた。妹もいたし転校先でも仲良くしてくれる子はいた。でも僕はやはりどこか独りで少しずつ堕落していった。僕を外へと連れ出してくれていた彼がいなくなってからは僕は引きこもり、遊ぶ相手がいなくなってからはゲームで遊んだ。妹はそんな僕をみてなにかを悟ったのだろう。何を悟ったのかは知らない。でも彼女は僕とは真逆の道をいった。そとへ出て、友達を作り、そとで遊んで皆の真ん中へいった。正直その頃の僕はもう他人に対して関心を抱くこともなくなっていたのでよく覚えていない。ただ同じ毎日を繰り返してここまできた。

だからある意味自分の人生の終着点にもなりえるここでこいつとあったというのは分かりやすすぎるほどに運命的な話だ。生きて帰ったとしても前までの僕は死ぬだろう。死ぬとしたならばやはりそのまんま終着点になる。

アインとやらがなぜ僕を魔王に選んだのかわからない。

こんな悩んでばかりの・・・悩むことしかできない僕が王だなんてなんの冗談か。


「でもいいんだ!こうやってまた会えたからね!」


やはりこいつはそういうだろう。こいつは分かりやすすぎるのだ・・・なぜなら


「あ、そういえばほかにも何人かこっちに来てるんだよ。会っていくか?あ!フレンド登録しよう!」


目の前にウインドウが投影される

僕は重い指どりでオッケーボタンをタップした


(俺が魔王だとしたならば・・・)


「あ、聞いてくれよミユウ!僕運がいいみたいでさ」


(こいつは・・・カケルは)


ウインドウを操作して僕にみせながらつげてくる
















(勇者なんだろう。)


「勇者になったんだ」










時代背景と現代文化・・・時代としては近未来を想像しておりそれこそVR空間を作ることができるほどに発展した世界である。

インドアな趣味に多少ながらも思うところのあった現代の大人世代が既に亡くなってしまっているので基本的にゲームやアニメ等が世間で認められている。そんな世界だからこそ社会現象になるほどのネットユーザーに贈られるネイターという名が存在していられる。ソレほどに世間的に価値を認められたネットは今や現実でも意味を持つようになっておりまだ限定的ではあるがゲーム内のお金やアイテムを現実のお金に換金できる制度すら存在している。


そんな社会ゆえ親がゲーマーだったりすると子供も自然とソレに触れる機会が多くなり幼少期からやっているものも少なく無い。ただしやはり主人公ほどのゲーマーはなかなかいないだろう。もちろんなかにもそういうものより体を動かす方が好きとか言うひとや何らかの要因でそういうものに触れられないひともいる。金銭的ないみでも精神的ないみでも体質的な意味でもだが・・・今回出てきたカケルは体を動かす方が好きというタイプである。

周りの友人として出てきた子達はそこまでネットにはまっていなかったりそとで遊ぶのも好きであったりというあまり差ないよ幼少期ならではの理由である。

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