十話 光との『遭遇』
はいはい珍しい連続投稿になります。
しかも今回は自身初の9000文字越えキターーー
・・・まぁ会話も大いし長いし意味わかんないし当たり前ですねーすんません。
では本編どぞ
十話 光との『遭遇』
side miyuu
結局朝が来たので町に帰ることにした
正直一徹位なんともないのだがセイネ君は年齢からして辛いだろうと帰ってきた。
・・・そういえば彼の年齢っていくつぐらいなんだろうか?
まぁ詮索するのはマナー違反だしするきもないのだが・・・
というわけで町に帰ってきた訳だがここで問題が発生した。・・・宿がなかなか見つからない。
さすがにみんながみんな宿をとりまくったのだから当たり前か。
とここで効率をよくするために二手に別れて探すことにした。連絡をとるためにもお互いにフレンド登録する
「それじゃあ見つけたらメッセージで。一部屋しか空いてなかったらセイネ君がとっちゃっていいからね」
そういって僕は町の真ん中の十字路に繋がる大広間にから西口のドームのある方へかけていった
正直なことをいうと目的はドームである。
このゲームにはGMを呼び出す方法が存在していない。故にバグや不手際なんかはアインの自動検索に引っ掛かるかこのゲームに入って観測しているであろう運営の目に止まるしかない。正直意味はないと思うがドームにいって一声でもかければ出てきてくれるかもしれない。
宿探しはそのあとでもいい。
っとと!その前にセットスキルを変えとかなきゃな。
正直鉄属性は使わないからこれを抜いてcrownについてきた邪属性魔法をセットする。
ちなみに僕はこの名前の由来を邪道の邪だと推測するね。チート反対!
なら使うなよって?だってこのままだとステータスもおちおち見せられないしー。この魔法ならシステム的に誤魔化せるみたいだし。 それなら使った方がいいかなぁっと。
ちなみにこれが変更前のステータス
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
name:Miyuu Lv,13
Sex:male
JOB:魔王
title:ラスボス
crown:終焉呼び込む破滅の魔王
HP 2000/2000 MP 1972/2000
STR:250
DEX:250
VIT:250
AGI:250
INT:250
LUC:50
HIT:250
ステータスポイントが+600あります
skill
1、徒手空拳 Lv,2
┗素手における戦闘のスキル
2、邪属性魔法Lv,1
┗邪属性魔法をつかうためのスキル
3、索敵 Lv,3
┗エリアに潜むものを見つけるスキル
4、気配操作術 Lv,1
┗自らのを操作するスキル
5、オーラ Lv,1
┗MPを消費することにより様々な恩恵をうけることができるスキル
6、 刀剣・終式 Lv,1
┗刀剣類を扱うスキルのうちの最終形態の内の一つ
スキルポイントが+660あります
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
んで次が変更後のステータス
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
name:Miyuu Lv,13
Sex:male
JOB:モンク
title:ーーー
crown:ーーー
HP 180/180 MP 50/50
STR:72
DEX:12
VIT:37
AGI:50
INT:21
LUC:0
HIT:43
skill
1、徒手空拳 Lv,3
┗素手における戦闘のスキル
2、索敵 Lv,4
┗エリアに潜むものを見つけるスキル
3、気 Lv,2
┗MPを消費することにより少々の恩恵をうけることができるスキル
4、ーーー 《スキルがセットされていません》
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
こんな感じとなった。
理由としては初期から特定の職業をもらえることは別段おかしなことではなく運の問題か知らないが僕以外にもいるにはいるらしい。だから近接特化として不思議ではないであろうレベルのステータスとしてこういう形に落ち着いた。・・・現時点ではそれでもトップクラスなんだろうなぁ・・・
もちろん僕は普通のステータス何てものを知らないから大体なものなんだけどね・・・っとついたか。意外と遠く感じるなぁ。
まぁ町自体がアホみたいに広いし当たり前か
一応いっておくとこのプロローグタウンという町、周りを分厚い城壁で固めており町を上から見ると綺麗な円形になっている。そのなかを大きな十字が通っておりその十字と円の交わるところを東口、南口、北口、西口としてそこから外に出ることができる。
建物なんかは南西、南東、北西、北東と十字で区切ってブロックとされておりドームは南西に位置している。
僕らは東口から来たので十字の部分に当たる大通りを真っ直ぐ通ってくるだけなのでまず迷わない
ただ裏路地みたいな所を通っちゃうと話は変わるけど・・・
とまぁこのドームでかくて目立つからどちらにしろ迷うことはなさそうだけど・・・
ゆっくーりと思考に耽っているといつの間にかドームの前に出ていた。
(前はよく見てなかったけど立派な建物だなぁ)
大きすぎるドームの外観を見ながら歩みを進める
巨人が通れそうなほどの通路を通り抜けようとしたその時・・・miyuuの耳に人の声が聞こえた。
なにをいっているかまではわからないけれど聞こえてくる音に少し違いがある。恐らくどちらも男で人数は二人といったところか
反射的に身を隠してしまう
(・・・なんで隠れてるの僕?)
ついつい隠れてしまったはいいがこのまま隠れていたのでは目的が果たせない
どちらにせよ人がいる時点で果たせないわけだが・・・
(一度日を改めようかな・・・)
そんな結論を出して腰を上げたとき
カツンッと小さな音が響いた
(ーーーっ!?)
急いで音の発信源を見てみると自分の腰に刺さった剣が壁に当たったようだ
「何者だ!!」
どうやら中で話していた彼らにも聞こえてしまったようだ
そしてかなり鍛えたのかわからないが僕には及ばないまでもすごい速度で迫ってくるのがわかる
しかし三人がこの速度で足音を響かせているのを見ると恐らく今後のことに関する現段階でのトッププレイヤー候補の話し合いだったのだろうか?
・・・ん?三人?
なんて考えてられるのは僕の思考速度の賜物であり本来ならばあたふたしながらなにもできず捕まって終わりだろう
ちなみに解決法はもう考えてある
「【消雲】」
ボソッと呟くようにスキルを発動して姿を隠す
相変わらずステルスゲージは100%を示したまま動かない
足音3つが僕のいた通路の入り口にたどり着く
僕との距離はわずか二メートルほど
「誰も・・・いない?」
「気のせいじゃないよな?」
「それはお前もわかっているはずだろう」
姿を表したのはやはり三人。二人は金髪の男でどちらも日本人離れした容姿をしている。強いていう差は身長と体格か・・・一人はいかにも高校生といった感じの爽やかさのある美形・・・顔立ちに日本人的な要素も感じられるのでハーフなんだと思う。身長は170前半ほどでそこまで鍛えている感じはない。ただし貧弱というわけではなく世間一般的に運動がとてもできるといった感じの鍛え方だ。
もう一人は純白人。彫りは深くそしてやはり整った容姿。身長は180前半といったところで体はよく鍛えられているような感じがする。その完成された肉体は良くできた彫刻といわれたら納得してしまいそうなものがある。
最後の一人は女の子だ。身長は低い。140位としかいいようがない・・・あまりこの身長の人は見たことがないし明確な判断がだせないが少なくとも150はない。
長く伸びた髪を側頭部の上の方で二つに縛っている・・・いわゆるツインテールである。
その髪をペールピンクに染めていて目の色も弄くったのかソレは美しいエメラルドのようなきらめきを放つ。
愛嬌のある整った顔立ちはその道のかたにはたまらないであろう幼さを感じさせている。・・・そして口にあたる位置にはバッテンを描くようにガムテープ貼られている
そして何よりもこの三人はアバターの顔をいじくった感じが存在しないのである。・・・いや色なんかは弄くっているだろうが顔のパーツや配置は現実のままといったように不自然がない。
このゲームでは最初のキャラメイクの時にできることは限られているということはいったと思う。色に関してだけは結構いじくることもできるのだがそれ以外は多少の美化しかできないのだ。そうして美化した顔立ちはアンバランスさがあってすこし不自然な感じになるのだが・・・この三人からはそれを感じない。それがさすところはつまりこの三人・・・現実でもこれなのである。
ほんとうに世の中不公平である
ちなみに僕は不自然になるのが嫌なので弄っていない。それならまだ今の顔の方がましだ
「キラ・・・お前の判断を聞かせろ。もうそれをはずしても構わん」
そう彫りの深い方の男が言うとツインテ幼女は必死に口元のそれを剥がそうとしている。
全然剥がれないそれに涙目になっている彼女を見かねたのかハーフの男が近づいてはずしてやっていた
「ぷはぁー死ぬかと思ったー・・・なにをするんだよー!この傲慢ちきエセ軍人!それと僕の名前はキラじゃなくてキラキラ!!半分にしたらそれどこぞの凶器ノートな殺人者じゃん!」
「・・・おれは判断を聞いたのだが?」
幼女の訴えを軽くスルーする男
「ぶーぶー。その扱いはひどいよぉ・・・わかったわかった真面目にするから髪をつかまないでーー!!」
・・・まぁ彼女がガムテープで口を抑えられていた理由がよくわかった。確かに彼女は秘密の話をするのには煩すぎる
「はぁ・・・まぁ普通に考えるなら二択だよね。その1、ここには初めから私たち以外の誰もいなかった。その2、私たちに見つかったので逃げた。」
「ふむ・・・だか普通すぎるな。俺やお前らを前にしてそんな普通なわけがあるまい。」
「おれも旦那に一票。まず聞き間違えでもないしここには音が自然発生するようなものはない。次に逃げたということに関しては現段階で俺らから逃げおおせるようなやつはいないだろうし足音も聞こえなかった。それにこの通路は外まで直通だが少し長い・・・俺達がたどり着いたときには誰もいなかったって事自体が逃げてない証拠だろうな。仮にそれを実現できるならそれは俺らも軽く越えるようなステータス持ちってことさ」
「まぁそれは無いだろうけどねー。ブラスの人達がそれをするとは思わないもん。・・・だから私が考えられる最後の可能性は・・・その3・・・『まだここにいる』」
その幼女の最後の言葉と同時に三人がそれぞれの武器を取り出す
ハーフの男は少し大振りの西洋剣と盾。西洋剣は片手用なんだろうが柄の長さてきに両手でも持てるようだ。
彫りの深い男は両手剣・・・特にこれといった特徴はない
最後に幼女取り出したのは二丁の片手用マスケット銃。
どちらもすでに弾は装填されているようだ
「でておいで?何者かは知らないけど歓迎するよ。」
・・・これは・・・仕方がないか
「こいつは失礼したね」
そういってスキルを終了し、姿を現す。瞬間すべての切っ先と銃口が寸分たがわずこちらを向く
「おぉ怖い怖い、やめてくれよ。僕は戦う気なんてサラサラ無いんだから」
「それは同感だな。これから起きるのは戦いではなく一方的な殺人だ」
「あらー・・・それがち?」
返事はかえってこない。その場を支配する沈黙すら押し退けてさっきが満ちる
なんでこの人たちこんな好戦的で余裕ないの?
「それが嫌ならば武装を解除してステータスを開示しろ。」
別に嫌ではないんだけどね?だって僕死ねないらしいし。それに現段階なら三人まとめて相手しても余裕で勝てそうだし。
・・・つってもそんなことして目立って魔王だってばれるのは不味いからここは大人しく命令にしたがう・・・ステータス変えてきといてほんとによかった
そうして変更後のステータスを開示したわけだがここでひとつミスに気がついた・・・さっき僕は【消雲】を使って隠れていたわけだが・・・ここにはそんな隠蔽用のスキルなんて一つもないのだ。・・・これは結構まずい
「・・・確かに職業は初期のじゃないけどそれ以外は普通じゃない?まぁ力は強いみたいだけど・・・てかこれなんて読むの?ミュウ?」
「うむ・・・まぁ気になるところはあるがな」
そういってこちらをにらむ彫りの深い男
「ねーねー!見えないんだけどー?ちょっと二人とも場所変わってよー!!」
身長差故にステータスが見えないという幼女・・・名前はキラキラだったっけ?とりあえず彼女にも見せてやろうと脇にてを差し込んで持ち上げてやる
「見えたか?」
「うおぉ高い高い!なにこれテンション上がりまくりんぐ!・・・っと違う違うステータスステータス」
そういってステータスを覗く幼女・・・にしてもなんか見覚えあるな・・・このサイズといい顔立ちといい・・・どっかで・・・
「ミュー?・・・え!?君ミューなの?」
え?反応するとこそこ?
「うん?うん、まぁそうだけど」
「・・・ひょっとして他のゲームでもこの名前だったりする?本物さん?」
・・・やっぱり否定しようかな。実を言うとこの名前・・・意外と知名度が高いのだ。自分で言うのもあれだが僕はゲーマーでたくさんのゲームをやって来た。トッププレイヤーと呼ばれたことも少なくない。それほどゲームをプレイしている僕だが名前はすべてこれ・・・miyuuにしている。それでも所詮は少し有名な程度でしばらくしたら忘れてしまいそうな名前である。そんな僕がみんなの脳内に記憶されるきっかけとなったのはとあるガンゲーの大会に気まぐれで参加したことである。正直僕はあまり大会なんかには参加しない。目立つのは好きじゃないし何より一つのゲームに集中するよりたくさんのゲームをしたかったからだ。そんなこともあり滅多に参加しない僕だが正直ガンゲーは大得意だった。だからこそ大会初参加にして次々と予選を勝ち上がる僕はダークホースとして注目された。僕自身知るよしもなかったことだが途中で優勝候補を二人ほど軽く捻っていたらしい。それも注目される理由となったのだろう。そうして予選を勝ち抜き決勝トーナメントでもその快進撃は止まることを知らず遂に決勝というところまで行ったのだ。結局その決勝では納得いかないが負けてしまい初の大会参加は準優勝という形で幕を下ろした。それでも決勝戦の内容とそれまでの快進撃はプレイヤーたちのなかで噂になり、それが他のゲームでも噂され、同じ名前のトッププレイヤーがたくさんいるとしてまた噂になり・・・結果としてちょうど一年ほど前は時の人となっていた。お陰で何するにしても噂が付きまとって嫌な思いをしたもんだ。そんなこともあってあまり名前に反応されたくはない。それでも名前を変えないのはポリシーだ。てかそんなことに負けたくないという反抗心の現れみたいなものである・・・というわけで誤魔化さずに『うん』と頷いた
「うっわ超久しぶりジャーン!なになにあれ以降会えなかったからすごい気になってたんだよー?メッセージもとばしてんのに無視するし!」
ん?久しぶり?メッセージ?・・・このサイズ・・・・・・・・・あ
「あああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!ひょっとして君・・・sansanさん?」
「おーイエスっ!いやはやまさかまさか本物さんにこんなところで会えるとは。イヤー、これまでもずっと探してたんだけど噂が多すぎたりファンが同じ名前語ったりでとてもじゃないけど見つからなくてさー☆」
僕の手から飛び降りてサムズアップとウインクを決めながら相も変わらずものすごいテンションで話す幼女
やっぱりか・・・つまるところこの幼女こそがかつてグールクドアフターというガンゲーの全国大会決勝にて僕が敗北した相手・・・sansanなのだ。てかメッセージなんて気がつかないよ・・・あのあとあのアバターにはメッセージが殺到して確認なんてしている余裕無かったんだから
「そういえば君そんな声だったねー。んー変わらない」
「そんな身長のあなたに言われたくないですけどね。」
苦笑いしながら皮肉を返す。この童顔は少しコンプレックスなんだから。
「ニャハハハハ!誉め言葉として受け取っておくよ!」
皮肉が通用する相手では無かったようだ
「てか今の話によると僕を探していたようですが何かようでもあったんですか?」
「うん!いやまぁいくつかあるよ?ゲームじゃ無くて端末のほうでフレンド登録しようとかあの時のことは納得いってないから再戦しようとかね。でもまぁあとの方はもう君に会うことが目的だったからなぁ・・・」
僕に会うことが目的?・・・あ、あと端末フレンドっていうのとゲームフレンドの差はゲーム内の友達かそれとも本人の友達かの差である。つまり簡単にいうとそのゲームだけでなく他の繋がりを求めたりそのゲームのなかでも気が合いすぎて親密になったりするもするのが端末フレンドなのである。
「目的が僕?んー・・・なんかありましたっけ?」
「んー?いやほらこういくら探しても見つからないからいつの間にか目的と手段がごっちゃになったっていうか・・・見つけるのが目的になってたっていうか☆」
若干寒気のする台詞だった。頑張りすぎでしょあなた・・・
「あー・・・ゴホンッ!そういう話はまたあとでにしてもらってもいいかな?」
あ、この二人忘れてた。
まぁこのままいってたら話が変な方向に行きかねないからよかったと言えばよかったのかな?ありがとうハーフ君。
「まぁあんたのことはよくわかった、俺もあんたのことは聞いたことがあるよ。会えて光栄だよmiyuuさん。」
いえただのゲーマーです
「俺の名前はkazma。カズマってよんでくれよな。あと手荒なことして悪かった。」
爽やかな笑顔で告げる
「わかったよカズマ。でも僕は気にしてないから」
「ふむ、カズマよ。こやつは有名なのか?」
「まぁ数少ないネイターてやつだな。現実の方にも影響があるレベルのネット有名人ってやつだ。俺たちは運がいいぜ?ここに二人もそのネイターがいるんだから」
ん?
「え?誰がネイターだって?」
「冗談きついぜミューさんや。あんたとこいつ以外に誰がいるのさ」
そうやってカズマがポンッと手をおいたのはsansanの頭の上だった・・・へ?
「え?sansanさんってネイターだったの?」
「ここではキラキラでよろしくねー?うんまぁそうかそうじゃないかでいうなら・・・そうだね☆知らなかったのー?」
左手で頭にのせられた手を払い、残った右手を口元に当てて隠してはいるがニヤニヤとしているのがまるわかりだ。
「知らなかった・・・やっぱり僕と同じゲームで?」
「いんやー。僕はアイドルもやってるのさ!ネットだけどねー。」
・・・・・・・・・
「失礼ながらその体型で?」
「ほんとに失礼だね君・・・ほんともほんと!おおまじさ!」
ジトーっとした目でらこちらをにらみながら行程を重ねるキラキラ・・・信じられない。てかキラキラ言いにくいから彫りの深い人にあやかって僕もキラと呼ぶことにする
「えーと・・・ところであなたは?」
戸惑いから抜けきらないまま逃げるようにまだ自己紹介をしてもらってない名も知らぬ彫りの深い人へと話を振る
「ほう・・・俺に問いかけるとはいい度胸だ」
えぇー・・・
「アッハッハッハッハ!旦那はそんな感じだから俺からいうな?この人はーー」
「よい、自分でする。俺の名はalfled、騎士のなを名乗っている。そして貴様が乱入したお陰で流れたがとある計画を進行中だ。よろしく頼む。」
「あれれれのれ?旦那俺の時と随分対応が違うじゃない」
「なに・・・ミューといったか?こやつが貴様らのような愚図では無かったようだから少し評価してやっただけのことよ。なぁ貴様・・・ここにきたのはモノリスに用があったからだろう?なら意味はないぞ。呼び掛けてもあいつは出てこない」
「何でそれを?」
「なに。モノリスが消えた直後あんなにも盛大に自己紹介した俺の名前を知らんということはつまりあの場にいなかったということだ。そして朝になって今頃ここにきたということはさっきまでは他のことをしていたと見える。ステータスを見る限りはレベル上げであろう?つまるところ貴様はモノリスがでる前か話してる最中にドームを抜け今の今まで狩りをしていたということになるな。・・・俺からすればゲームの中に捕らわれたぐらいで騒ぎ立てていたこいつらよりもいち早く行動に移して生き残ろうとした貴様のほうがよほど好感が持てる」
「いちおーいっとくけどおれ泣き叫んでねーし。まわりが煩かったから耳塞いでただけだし」
「僕なんか喜びのあまり跳び跳ねてたもんねー。ミューに会えると思ったからさ☆」
・・・こいつらなんかいろいろすごいな。
「まぁそこでだミューよ。貴様にもこの計画に参加してもらおうと思うのだがどうかね?」
「・・・内容を聞かない限りはなんとも言えないな」
「・・・ふん。そう警戒しなくとも怪しいものではない。そうだな・・・最初のボス・・・それを発見し潰した直後に我々がギルドをたてるのだ。今はなんとかなっているがそのうちプレイヤー同士で争いが起きたり働かなくなったり恐怖に負けるものが出てくるだろう。そこで我々が象徴となって皆を先導し管理し対抗協力しあうことでそれらの危険をなくす・・・かといって乱立させるわけにもいかないし少ないのも困る。さらには上にたつものもちゃんとしたものでなければならない。喜べミューよ。貴殿は俺の眼鏡に叶ったのだ。」
・・・つまるところこれからの攻略にシナリオをつけたいわけか。ボスを倒した功労者たちの作ったギルド・・・そうして自分達がそれらをうまく扱うことによってこれからの流れを制御し、そしてギルドのトップは裏でまたこれからの計画を練りその通りに動かす・・・まさに管理先導ってわけか。だけど・・・
「残念ながらギルドには参加できないな。僕はリーダーシップの欠片もないし何よりも・・・自由に動きたい。・・・でもまぁ協力なら惜しまないよ。微力ながら君らに精一杯力をかそう」
「そうか・・・まぁそれでも構わないさ。それならそれでギルドに属さない奴等の先導がしやすいからな。リーダーシップは頭で、カリスマは行動で示すものだ。力をかしていただくぞミュー」
なんだかんだいって時間をくったな・・・そろそろ戻ろう
「悪いけど続きは今度にしてもらっていいかな?少し連れを待たせてるんだ」
「かまわない・・・しかし連絡手段も必要だろう。フレンド申請を送る、受けとれ。」
そういって僕らはお互いに申請を送りあって今日は解散した・・・
(なんかすごく疲れたなぁって急いで宿をさがさなきゃ!)
と僕は速度を一般程度に押さえて走り出した
はいいかがでしたでしょうか?
今回みたいに何人もを同時に絡ませたのは初めてだったので文だけじゃ想像できない人もいるかもですね。
ごめんなさい力足らずです。
でもこれからも頑張っていくのでよろしくお願いしますです!