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姉のいない家ー奪われる姉がトンズラこいた後ー

思い付いて布団の中でポチポチ書いたお話。奪う妹を放置したら、いずれ大問題を起こすよね。なるべくしてなったよね、という話。


【人物紹介】

チュチュリーナ 13歳

奪う妹、嫌な事は押し付ける妹。

両親の甘やかしという

優しい虐待により育成された悲しきモンスター。

しかし、本人は楽しくノビノビ生きてきた。

姉は妹に尽くす存在。

修道院でも大暴れ。

あれも嫌、これも嫌、誰か助けて!

お母様は役に立たないし、チュチュを責めるの。

ひどい!ヒドイ!ぴえん!ピエン!

まだ13歳なので、何かのきっかけがあれば

改心するかも?……それは作者にも分からない。

ごめん。


アネリッタ 15歳

奪われる姉。

12歳の時、両親、兄を見限り、

隣国に嫁いだ伯母の家に養女となる。

とても優秀なので婚姻の申込多数。

その国の王家に輿入れする他国の王女に気に入られ

秘書官として働いたのち、王太子の側近と結婚。

ちゃんと自分や自分の実力をみてくれる人に

囲まれて幸せ。


アニル 16歳

無関心兄。

無能ではないし常識もマナーもあるのだが

妹の育成は両親の役割と思っていたので

放置していたら、手痛いしっぺ返しがきた。

自分に不利益がないと気が付かない坊ちゃん気質。

ただし、後悔も反省もできる男。

伯爵となった後は粛々と領地を守り、

30歳目前で、子爵家の令嬢が嫁にきてくれた。

しっかり者の嫁と一緒に地道に頑張る所存。


ジジョリアンナ 14歳

突如バケモノに襲われた不運な令嬢。

襲われた時、咄嗟に顔を庇ったので

腕に怪我をしたくらいで済んだ。

暴漢に襲われた時の対処法を訓練していて良かったわ。

とても冷静沈着なお嬢さん。

今回の事件は姉のチョジョレイの方が怒ってる。

「修道院に暗殺が得意な影を送るわね♪」

「お姉様、放っておきましょう。影は有効活用して下さいませ」


侯爵 父

毒親①

ぼんくら親父。

アネリッタを養女にした姉に

昔からコンプレクスがあった。

姉は優秀で「姉が男なら良かったのに」などと

周囲から言われていたが

後継は自分だからと努力をしなかった。

でも妬む気持ちは燻っており、

姉に似て優秀なアネリッタを冷遇して

溜飲を下げていた。

ただし、それは無意識だったからタチが悪い。

気が付いたら、優遇していたチュチュリーナは

モンスター化しており、侯爵家存続の危機に。

チュチュリーナと妻を修道院送りにしてからは

完全なる抜け殻。

アニルとしては父に余計な事をしてもらっては

困るので、抜け殻化は都合が良く、

トラブルを起こさないよう

監視されつつ寂しい余生を送る。


侯爵夫人 母

毒親②

自分に似たチュチュリーナを優遇していた

自己愛の強い女。

チュチュリーナを可愛がっていたのも

自分の分身のように思っていたから。

いざ、共に修道院送りになると

娘をめっちゃ責めたが、相手はモンスター。

自分の方がメンタルをやられる。


【その後の話】

ジジョリアンナの姉チョジョレイが母から貰ったガラス細工は大ぶり耳飾りだったので、指輪に作り直してジジョリアンナと分けることにしました。


ちなみにジジョリアンナは貴重な品をリフォームするなんて!と拒否していましたが、姉が母と王家に許可を取ってきて、製作者の弟子に依頼、外堀を埋められ、指輪に作り直おされたガラス細工を受け取ることになりました。


ジジョとチョジョは本当に仲良し姉妹です。

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― 新着の感想 ―
 公爵令嬢の名前でこらえきれなかった⋯⋯。  長女と次女ってすぐ判る優れものなのかもしれないが自分は駄目だったw  きっと本人達目の前にしたら吹き出してしまうw  不敬罪まっしぐらやー王家とも近い関係…
伯爵に降爵されて、銀鉱山なくしただけですんだとは、何という温情! おまけに、暴クレクレは修道院に入っただけ。 最も家格による税金の価格変動があるとするなら、いっそ男爵まで爵位落とした方が楽かもしれない…
ジジョリアンナは飲み込めましたけどチョジョレイはひどい(笑)
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