ダメ出し王子ーダメ出しなしの、ある日の午後ー
【後書き】
結局、あれだ。この作者は普通にカッコいい男が書けんのよ。フレデリックも溺愛系というより変態ですし、他にも変態令息が誕生してしまった。最近、他作品には葉っぱをまとう王子も出てきてしまったし。なろうにも、こんな物書きが一人くらい生息してても許して欲しいと願うばかり。
【人物紹介】
フレデリック
相変わらず婚約者が好き。
論文の行間から知性と愛らしさが滲み出ているとか
ヤバいことを感じながら魔術論文冊子を読む。
湧き出る変態っぽさ。
三馬鹿令息とティティの事はすっかり忘れてた。
作中では「話させ上手」と言っていたが
実は尋問が得意。
心の扉が厳重なマリオスから
初恋のアレやこれやを聞き出した。
その場には婚約者がおり、
「見守ってあげましょうよ」と言われ、
見守りの姿勢を取ってはいるが
時々、つい「マリーちゃん」呼ばわりしちゃう。
モートン
フレデリックの学友。
何気にハトコにあたるので、
フレデリックとは気安い仲。
長い付き合いなので、フレデリックが見た目通りの
爽やか王子ではない事を知っている。
マリオスにとっ捕まり、
昼休みにティティの駆除の手伝いをしていた。
マリオス
伯爵家の三男。
幼少の頃に出会ったジョアンナを諦めてはいたが
10年以上思い続けていた。
そしたら子爵令嬢になって再会。
マグマ化していた恋心が噴火。
恋心が溢れながらも
大人になったジョアンナの人となりを探ってみたら
昔のまま!むしろ、さらに魅力的になっている!
しかし優し過ぎるジョアンナが腹黒貴族達の
食いものにでもなってしまったら大変だ!
愛してる!俺が守る!愛してる!
婚約者になれたものの、
想いを伝えられない。ヘタレ。
ジョアンナが困らないよう気を配りまくっていたら
フレデリックに合法ストーカーと呼ばれる。
ジョアンナ
むしろヒロインぽい女の子
地方の牧歌的で義理人情の厚い地域で育ったので
助け合いの精神が強い。
気配り上手なお嬢さんで努力家なため
学園での評判も上々。
ただ裏表なく、お人好しなので
お友達のご令嬢達に心配されることがある。
マリオスとは家同士の繋がりの強化のための婚約と
考えているが、学園や貴族社会に不慣れな自分を
サポートしまくってくれるマリオスの気遣いを
ちゃんと理解しており、良い人だなぁと思ってる。
鈍感系でないので、マリオスの気持ちにも
気付いている。
でも綺麗な幼馴染のマリーちゃんと
厳つい婚約者のマリオスが同一人物とはきがついてない。
ティティ
虐め捏造により、厳重注意の上、停学。
実家には、学園からの処分通知の他に
マリオスの家から手紙が届く。
能天気なティティ父、可愛い娘に伯爵家から
婚約の打診かと喜ぶ。
学園で素行不良ならば退学させて
さっさと伯爵家に嫁がせよう。
中身は抗議。平謝り。
娘はもっとチヤホヤされてると思っていたが
様子がおかしいと、やっと気付く。
さすがにティティも親父に怒られた。
ひどぉおうぃ!
反省してないので、
その後も学園でちょこちょこ問題を起こす。
フレデリックの婚約者
魔術論文冊子に論文掲載されるくらいの
才女であり、令嬢達から尊敬される淑女。
相変わらず名前も出さない
容姿の描写もない。
なので、犬派という情報を残しておく。
愛犬は魔獣種のジャクソン。
幼少の頃、幼獣にも関わらず
顔付きがカッコいいので
カッコいい名前を付けてあげようと
一生懸命考えたら雌だった。
慌ててジャクリーンという名前に変えようとしたが
時すでに遅く、ジャクソンと呼ばれないと
愛犬は振り向かない。
「私ったら、女の子に、男の子の名前を付けてしまったわ」と
落ち込むもジャクソン本人は気に入ってる様子。
このエピソードが可愛過ぎるのだが!と
フレデリックが悶えていたので
モートンは「ギャップ萌え」ってやつですね
と教えてくれた。