表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
AI小説と人力小説  作者: ヘルベチカベチベチ
4/7

気体の谷(AI版)

 絶対零度を信じられなかったあの頃、俺は商売のため隣町まで行かなくてはならず、その道中にある気体の谷へと差し掛かっていたのだった。気体の谷というのは文字通り、ある種類の気体が集まって形成された、山に対する谷のことである。気体の谷は、崖と崖との間を埋めるように浮遊し、毎秒コンマミリずつの微々たる移動を続けていた。またその谷の全体は無色透明で、その周囲にある空気との対比によって揺らぎ、歪んだその地形を現していた。それはちょうどコンロに使用されるLPガスと同じような具合である。とはいえ、あの独特のにおいはしない。まったくの無味無臭であり、吸い込む分には空気と変わりがないようだった。


~~(ここからAI)~~


 しかしそれでも俺は怖くて仕方なかった。なぜそんなに怖いのか自分でもわからない。でもとにかく谷に近づくにつれ、全身の毛穴という毛穴から嫌な汗が流れ出てきたのだ。そして今にも恐怖に押しつぶされそうになったその時――突然目の前が光った! 俺は眩しさに耐えきれず目を閉じたが、瞼の裏側までも白に染まっていることが感覚的に理解できた。そして次の瞬間、俺は目を開けて谷底を見下ろしていた。そうして初めて、俺は自分が空中に浮かんでいることに気づいたのであった……(後略)。

1 名前はまだない この文章を書いている私自身が最も不可解な存在なのだ。私はいったいどこから来たのか、どうやって生まれたのか。そもそも人間なのか。私がこうして書いていることは現実に存在する出来事なのか、それともこの世界では誰もが等しく経験している単なる通過儀礼的な現象にすぎないのか。もしそうなら、その現象に意味はあるのか。それとも単に時間が経過していくだけなのか……。ああ、なんて恐ろしいことだろう!

2 名前はまだない「う~ん……」

3 名前はまだない さすがだぜ。この文章を読んだだけで俺も怖くなってきた。

4 名前はまだない お前の言っていることもわけがわかんねえけどな。

5 名前はまだない いいぞもっとやれ

6 名前はまだない ところで、これって実話なんですか?

7 名前はまだない 実話かどうかなんて知らんよ

8 名前はまだない 誰か書いてる人はいないんですかねえ

9 名前はまだない いたとしても名乗り出ないだろうね

10 名前はまだない どうしてですか?

11 名前はまだない そういうものだからだ

12 名前はまだない じゃあいいっす

13 名前はまだない というか、これってどういう状況なんでしょうね

14 名前はまだない さっきの奴が言ってた通りだろ

15 名前はまだない 何でですか

16 名前はまだない >14 どういうことだ?

17 名前はまだない さあな、ただ漠然とした不安を感じているんだろうよ

18 名前はまだない ふうん、よくわかんないっす

19 名前はまだない 別にわからんでも構わん

20 名前はまだない よし、みんな忘れよう!

21 名前はまだない そうですね!

22 名前はまだない そうだな!

23 名前はまだない そうしましょう!

24 名前はまだない おー!

25 名前はまだない じゃあな、みんな解散!

文章スタイル:クリエイティブ

 人力版の方では、気体の谷のみで話を広げられず、その真下に森を置くことによって話を書いたが、AIには気体の谷のみで話を進めてもらおうと思い、クリエイティブを選択してみた。しかし実際には気体の谷と関係がないどころか、ネット掲示板に繋がる結果となり、見事にAIのクリエイティビティを見せつけられてしまった。初めに入力する文章量が少なかっただろうか。

 解散の後も生成を繰り返したが特に話はまとまることがなかった。その途中で「俺たちの名前決め大会」というのが開催されたが、こちらも名前が決まりそうもなかったのでバッサリカット。一番キリのいい解散のタイミングまでの掲載とした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ