表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鎧の魔物奮闘記  作者: 晴れ甲羅
第一章 転生編
94/110

九十一話〜血戦の刻Part4〜

投下です!


***


「ギヂヂィィイアァァア!」


前回は手も足も出なかったが、今は違うぞ。

さっさと潰してシーニャさんの援護に向かわねばならんのだ。

……ていうかめっちゃ見た目怖くないか? 前よりかなり凶悪な面構えになってないか?


大きくなってるだけじゃなくてなんか足六本に増えてるし。

尻尾も二本になってるし。

全身筋肉質になっちゃってるじゃんかやだー。

極め付けは腕だよ、なんで肘関節が二つあるんですか? 便利なんですかそれ?


『とりあえず撃ってみますか』


「……そうだな」


ライフルを構え、頭を狙って撃ち込む。


ドンッ!


狙いは上々、狙い通り頭に着弾、衝撃で神の使徒が仰け反る。

だが、


「ヂギィィィ!」


あ、目が合った。アイツ、目無いのに。


『怒ってますね』


「……ああ、そうだな」


一気に踏み切り、距離を詰めてくる神の使徒。

うっそだろ、何メートルジャンプしてんだこいつ。

軽く二百メートル飛んでるぞ。


『何ボーっとしてるんですか!』


「くっ!」


魔物の腕での一撃を大剣を地面に突き刺し、受け止める。

重い! 前よりも何倍も重い!


「お、お、おおおおお!」


大剣を力任せに跳ね上げる、だが簡単に躱される。

ここまでは予想内だ、その勢いのまま大剣を地面に突き刺して腰のグレランを引き抜き、撃ち込む。


「キイッ」


だが神の使徒はそれを体を捻ってあっさり避ける。


「マジかよ……」


いくらライフルより遅いとは言っても視認してから避けるのはヤバすぎる。

どうしよう、倒せるビジョンが浮かばないぞ。


「ギッ!」


突撃のその瞬間、腰からマグナムを引き抜き連射。

着弾して一瞬怯んだ隙にベルトからナイフを逆手で引き抜いて渾身の力で突き刺す。

避けようとするがこっちの方が早い、分厚いゴムの膜を突き破るような感覚。


「らあぁぁっ!」


「ギィィィ!」


苦悶の声を上げ、離れようとする神の使徒。

だが剥がれるわけもない。

鎧の手の平をナイフと癒着させ、返しを作った。

これならナイフが折れるまで離れない!


「おおおお!」


ダイナマイトを引き抜くと導火線を千切って短くして着火、そのまま神の使徒の脇腹らしき場所に押し付ける。

神の使徒は尻尾を突き出してくるが効かない。

そして爆発、凄まじい衝撃と爆炎が襲う。

ナイフが俺、弾き飛ばされる。


「やっだが⁉︎」


やばい!

思わず言ってしまった!


『まだです! 反応は残ってます!』


「ガァアアア!」


輝夜が突撃、その重量を以って神の使徒が居るであろうを踏み抜く。

凄まじい地響きが体を揺らす。


「キィィィ!」


「まだがっ!」


跳ね飛ぶように飛び上がる神の使徒だったがその体の傷は浅くない。

腕は右下の一本が半ばから千切れ、足は右前二本が輝夜に踏み潰されたのかひしゃげている。

そして脇腹にはかなり大きい裂傷が出来ている。

このまま押し切ってやる。


「ギッ!」


輝夜が後ろから不意打ち、神の使徒は避けきれずにをこちらに弾き飛ばされる。

ナイスだ輝夜。


大剣を引き抜き━━━━━━抜けない⁉︎

左手の義手が上手く動かんぞ⁉︎

無理矢理右手だけで引き抜き、攻撃を当てるが浅い。


神の使徒は残った足ですぐさま距離を取ろうともがく。

だが逃がさない、ここで逃して溜まるか。


さっきの隙にリロードしておいたグレランを取り出して撃ち込む。

今度は命中だ。

モンロー/ノイマン効果によって秒速五千メートルを超える速度で打ち出されたメタルジェットが神の使徒の下半身をを貫き、余剰の爆風がさらにダメージを与える。


『まだまだ反応はあります! こいつ……核がありますね! そこを破壊すれば流石に動きが止まるはずです! 核は兜に投影します!』


(了解!)


よろよろとなんとか立ち上がった神の使徒と距離を詰め、マグナムを引き抜く。

神の使徒も残った腕で攻撃を繰り出すが弱っている。

そんな攻撃で止まるほど俺の鎧は弱くない。


「おおお゛っお!」


マグナムを神の使徒の傷口に力任せに捻じ込み六発全て撃ち込む。

神の使徒は一瞬痙攣した後、か弱く鳴いて倒れ伏したのだった。


……勝ったぞ。


『核は完全には破壊できていませんがこれ以上は動けない筈です。シーニャさんの援護に向かいましょう』


「……ぞうだな、急がないと」


輝夜が居なかったら負けてたぞこれ……

逆に言えばそれだけ輝夜が活躍してくれたという事。

感謝しなくてはならないだろう。


頭を少し撫でて輝夜の背中に飛び乗る。


(シーニャさんの元へ!)


シーニャさん、頼むから無事で居てくれよ……


いかがだったでしょう?

今回はキリが良かったので少し短めとさせて頂きました。

次回投稿は五月一日の土曜日とさせて頂きます。

感想や評価、ブクマ等をいただけると非常に励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ