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ちんぽは射精した  作者: あ
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えぴ

ちんぽは射精した。

今日何回目かの射精は特に気持ちよさもないただの排泄だった。

または人生イク回目の射精だからだろうか。

薄暗い部屋。ビーズクッションの上の脱力。

快感はないがこの脱力感は射精の回数を増すたびに大きくなる。

視界が深く深くへいくように暗くなる。

このまま眠ってしまおうか。


だめだ。

ちんこを丸出しにしてお腹にavを映してるスマホを置いている格好を誰かに見られたらまずい。


僕は蛍光灯のひもを引っ張る。眠気が引いてくる。スマホをスリープモードにしパンツとズボンをはく。体がだるい。


僕の部屋は相変わらずティッシュとゲームと本で散らかっている。

片付ける気にはなれない。

嫌気がさしている。

人生に。


同窓会があった。お酒が美味しかった。

刺激で溢れてた少年時代、友達がたくさんいた。

友達の話を聞いていた。少年時代の残りカスみたいな僕はずっと酔った振りをしていた。

働くもの大学に通ってる者、そこでの勉強、恋愛で成り立ってる話を聞いていた。酔えない僕は話を酔ったフリをしながらしっかり聞いている。

幸せそうだ。


否応なしに耳に流れる幸せ話は暴力的だ。

別れた彼氏彼女の悪口。勉強が難しいなども然りだった。

そういうことを思い出す。

羨ましいな

あーあ。自分以外みんな死ね。

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