表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
諦めました。  作者: コトリ
4/20

諦めました。 4

[ 4 ]



わたしは、執事が出て行った扉を呆然と見つめる。

分からない事が多すぎて、頭が着いていかない。


深呼吸を1度してから、改めて部屋を見回してみる。


広い部屋だ。1部屋なのに、昨日まで自分が暮らしていたアパートよりずっと広い。


窓に駆け寄り、外を覗くと、ここは3階のようだ。


(あかない。あいたとしても、飛び降りるのはムリか…。)

窓を叩き割るのは最後の手段にしよう。


わたしはそう心に決め、今度はドレッサーをゆっくり開けてみる。


中には、真新しい服がいくつも入っていた。

執事は着替えろと言っていたが、とてもそんな気分にはなれない。


しかし、わたしはシワだらけになったスカートを掴みながら思案した。

(…この服に害は無さそうだし、ここは大人しく従って、様子を見る…か?)


正直、かなり抵抗はある。でも、協力的な姿勢を見せれば、何か聞き出せるかも知れない。わたしはなるべく動きやすそうなワンピースを手に取り、素早く着替えた。


スマホは念のため隠し持っておく事にする。

…電波が入って来る場所が見つかれば良いが。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ