表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで【コミカライズ12巻 発売中!】  作者: 鬼影スパナ
ゴタゴタ編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

634/637

程々で止まってくれますよーに

(あけおめましてー)



 ……いや、その。

 よく考えたら実現不可能な話ではないんだよな。

 ただ、ひたすらに面倒なだけで……!


 だって言ってしまえば撮影用ダンジョンの内容を実装して、本物のダンジョンを用意すればいい、って、それだけなんだから。

 ダンジョンマスターならダンジョンを作ることはできるし、DPだってカリソト区の分有り余ってる。

 ただそう。ひたすらに面倒なだけで……!


「……でも作るしかないんじゃない、ケーマ?」

「それは……ああうん、それはそうなんだが……」

「最近ダンジョンもあんまり思い切った拡張できてなかったし、丁度いいわよね!」


 コッソリ帰ってきてすぐ、同じく帰ってきたロクコにそう言われた。

 ロクコも小鳥(シーバ)に『憑依』してたから事情の理解度は同じ。

 ……そうか。ロクコからしたらダンジョンの拡張だからご褒美なんだよな。


「出入りの問題についてはソトに協力してもらって適切な場所に聖王国内でダンジョンの入り口を繋げてもらうとして……ダンジョンの作成はナリキンの攻略配信を見返して同じものを用意しなきゃならんな……」

「そうね! 今度はハリボテじゃなくてしっかり作ってよね?」

「…………よし、部下に作らせよう!」


 そう。別にダンジョンマスターの俺が全部を作る必要はないのだ。

 ベースや基本的な所を部下に作らせて、最後の調整くらいを俺の方でやれれば……楽ができるのではないか? と。


「となると、やっぱりレイ達に任せたいところだが」

「あら。ちょっと待ってケーマ? それなら別に、私が作っても構わないのよね?」

「ん?……それはそうだけど」

「じゃあ私に作らせてよ。私のダンジョンなんだからいいでしょ? ね?」


 と、ロクコが上目遣いでずいっと迫ってきた。

 ……まぁそうだよな。元々ダンジョンコアはロクコであり、ダンジョンはどこまでいってもロクコのモノといって過言ではない。

 なら、その持ち主であるロクコが作るのに何の問題があろうか、いやない。

 ……ないんだけど。


 なんか嫌な予感がするのは気のせいだろうか?


「……ダメ? ケーマぁ……」

「うぐっ!」


 ジャージを小さくクイと引っ張りつつの上目遣い。あざとい。いつの間にこんなあざといテクニックを覚えたんだ……俺が寝てる間か。漫画めっちゃ読んでたもんなぁ。


「あとでケーマの好きなコトなんでもしてあげるから……ね? いいでしょ?」

「……な、なんでも……!?」

「うん、なんでも」


 といってロクコは今度は俺の頬に手を伸ばし、すりすりと触れるか触れないかで撫でてきた。

 上目遣いのまま、ちろりと舌を出して唇を舐めるロクコ。


「まぁダンジョン作ってからだけど……」

「お、おぅ」

「どうしても先払いが良いなら、それでもいいけど?」


 人差し指で胸をつついて来る。そのまま、ぐるぐると円を描いてくすぐってくる。

 そして左手が。そっと逃げられないように腰に手を回してきているのだ。何この追い詰め方、知らない。


「えーと、この後はどうするんだったっけ……」

「ちょっとまてロクコ。こんなおねだりの仕方、どこで覚えてきたんだ?」

「オフトン教のシスターよ? 男の人には効果抜群だって聞いたわ」

「あのサキュバスシスター共め……!」

「とりあえずジャージの中に潜るわ」

「まてまてまて。服をめくるな。服の中に入るんじゃない。こら入るなって。入るなってば!」

「うーん。それはおヘソ舐めてから考えるわ」

「やめなさい!?」


 うぉ!? 思いの外力強い! いやこれゴーレムアシスト使ってるな!?


「分かった、ダンジョン作っていいから! ロクコに任せるから!」

「やった! 言質とったわよケーマ!」


 と、ジャージの中から返事するロクコ。いや出て? 鼻息お腹に当たってるから!

 え? それとこれとは別? いや別じゃないハズでは?


 その後こちらもゴーレムアシストを使いつつジャージの外にロクコを出すことに成功する。……無駄に疲れた……あとヘソは舐められた。ホントに舐めてくるかよ、にゅるってしてくすぐったかったわ。んもう。変な声出たわ。


「……じゃ、じゃあ俺はナリキンに時間稼ぎするように言っとくよ。どれくらい時間が欲しい?」

「やったわ、フフフ……じゃあそうね、1週間……いえ、1か月くらい頂戴。いけるわよね?」

「分かった。それなら機材を一旦返してしまったからまた借りるのに少し時間がかかる、くらいの言い訳でいけるな」

「ありがとケーマ。すっごいの作って見せるわ!」


 ぐっとこぶしを握ってやる気満々のロクコ。


「その、程々で頼むぞ? ナリキンが攻略できる程度で」

「すっごいの作るから期待しててね!!」


 程々で……と言ったのだけど。程々で済みそうにないな?

 目をキラキラしているロクコを止める事は今更出来なさそうなので、ナリキンが攻略できる程度で済むように神に祈っておくことにした。


 ……しまった、そういえばオフトン教に神は居なかった。

 代わりに闇神(おとうさん)に祈っておこう。ロクコが程々で止まってくれますよーに。



(そういやコミカライズの方も更新されてましてよ!!)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コミカライズ版 絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで 12巻、2025/07/25発売!
(連載ページ→コミックガルド版
だんぼるコミカライズ版11
だんぼるコミカライズ版1 だんぼるコミカライズ版2 だんぼるコミカライズ版3 だんぼるコミカライズ版4 だんぼるコミカライズ版5 だんぼるコミカライズ版6 だんぼるコミカライズ版7 だんぼるコミカライズ版8 だんぼるコミカライズ版9 だんぼるコミカライズ版10 だんぼるコミカライズ版11

【完結】絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで 全17巻、発売中!
だんぼる1 だんぼる2 だんぼる3 だんぼる4 だんぼる5 だんぼる6 だんぼる7 だんぼる8 だんぼる9 だんぼる10 だんぼる11 だんぼる12 だんぼる13 だんぼる14 だんぼる15 だんぼる16 だんぼる17

異世界ぬいぐるみ無双、全2巻発売中。こちらもよろしくね。
N-Starの「異世界ぬいぐるみ無双 ~俺のスキルが『人形使い』~」【完結】

「あとはご自由にどうぞ!」の書影です! Ixy先生の書いたカリーナちゃんだぁ!!!
1588.jpg 1657.jpg 1837.jpg

コミカライズ版はこちら! 2巻出るよ!
9784758086806.jpg


新作、コミカライズお嬢様ですわー!!
TsDDXVyH
― 新着の感想 ―
おとうさんは多分加担して更に酷くするだろ・・・
あけましておめでとうございます オフトン教、シスターとか信仰者は居ますけど、教団が聖女・聖人認定した人って居ないですよね、今回のあれこれで誕生するんじゃないかとちょっと期待してます サブ信仰が許され…
おのれドスケベシスターめ…! グッジョブ!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ