人間はいつか音楽になる
掲載日:2012/12/13
どんなに世界とリンクして
他人と幸福を分かち合っても
人間が死ぬ時は
常に一人
抗うことすら許されない
大いなる死に
人はいつか
選択を迫られる
拒絶による淘汰か
認可による融合か
どちらにせよ人間は
光速を超えた音楽になる
世界を覆う醜いノイズは
ヘッドフォンで排他して
空っぽで虚無の自分の中に
音楽を注ぎ込む
触れることすら許されない
大いなる闇に
人はいつか
意味を問われる
総体としてのメロディなのか
個体としての音符であるのか
どちらにせよ人間は
継承された音楽である
孤独であることに罪はなく
意味を知ることに命がある
だからこそ
いつの時代も
その価値を知る人たちは
涙を流して歌い続ける




